
和食のイメージがある京都ですが、新しいものを好む京都の人々の気質もあり、実は洋食のお店も多数。レトロな喫茶店から、ドライブしながら訪れたいお店、お酒×洋食の名店まで、そのジャンルはさまざま。今回は、料理はもちろん、お店の空間や雰囲気も素敵な洋食店を紹介します。
古民家喫茶で味わう職人技を知るオムライス
【亀岡市】喫茶とベーグルのお店 ネコタ

秋になると黄金色の田園が広がる、亀岡市北西・東本梅町。本梅川沿いにある小さな看板が示す矢印の方向へ進むと、山沿いに一軒家カフェがあります。レンガ敷きのアプローチから店内に入れば、アンティークな空間が広がり、王冠をかぶる猫のオブジェや猫に関する本。店名も相まって、店主ご夫婦がネコ好きなのがわかります。

看板メニューは、オムライス7種。酸味を抑えた甘みがあるオリジナルソースの「ケチャップオムライス」920円が定番で、中身はケチャップライス。期間限定の明太子クリームソースのオムライスならバターライスと、ソースとの相性を考えて中身は変化しますが、地元産米のキヌヒカリとバター、ベーコン、玉ねぎを使うのは変わりません。エビフライ2尾380円など追加トッピング5種を楽しむのもおすすめです。

焼き加減が難しく技術が求められるオムライスは、[京丹波 みずほファーム]のブランド卵・葉酸たまごを使用。店主曰く「巻く前のスクランブル状態が難しい」と、今でも美味しさに繋がるフワトロ玉子を追求して、プロならではの逸品に仕上げます。他にも、同じ卵を使う数量限定の自家製焼きプリンといったデザートも。テイクアウトのみで、ベーグル日替わり200円~もあります。
■■INFORMATION■■
喫茶とベーグルのお店 ネコタ
電話:0771-20-6682
住所:京都府亀岡市東本梅町松熊ソトハ21
時間:11:00~16:00(LO/15:00)
休み:木・金曜日、他不定休有 ※公式サイトのカレンダー参照
https://nekota-cafebagel.com/
旧街道沿いのカフェでカラダにやさしい洋食ランチ
【南丹市】古民家DIYカフェ eco.epoch

府道50号・日吉美山線から、山沿いに反れて緑が眩い旧街道を歩くのも、訪れたくなる魅力の一つ。JR日吉駅から徒歩12分ほどで到着する[古民家DIYカフェ eco.epoch(エコエポック)]は、田原川に架かる日吉橋を過ぎたところ、大きな駐車場の隣にあります。低農薬・精米したての炊きたてごはんと、有機味噌の味噌汁付きランチが人気。ちなみに平日は、自家焙煎コーヒー付きです。

店主は6年前、コロナ禍を機に27年間愛されてきたカフェを閉店し、滋賀県草津市から京都府南丹市へ家族で移住。築80年の元米穀店を、天窓から陽光差し込む吹き抜けが印象的なカフェに、3年かけてセルフリノベーションして開店しました。「出来ることを出来るだけ」という精神で、時には移住やDIYの相談にものる店主ご夫婦。人柄の良さに惹かれて通うファンもいます。

自然に囲まれた日吉町で、できるだけオーガニックな地元食材を使うメニューの数々。平日は限定の日替わりランチ980円~。お腹を空かして訪れる人には、A4ランク以上の黒毛和牛などを使うハンバーグと、白身魚のフリットor鶏南蛮風フリット+おかず2種付き「スペシャルランチ」1,510円~が好評。もちろん、ごはんとお味噌汁付きです。
■■INFORMATION■■
古民家DIYカフェ eco.epoch
電話:0771-68-9462
住所:京都府南丹市日吉町殿田町筋19-1
時間:11:30~17:00(ランチLO/~15:00、カフェLO/~16:00)
休み:月曜日(公式Instagram参照)
https://www.instagram.com/eco.epoch_kyoto/
ゆったりとした時間が流れる純喫茶
【長岡京市】純喫茶フルール

阪急電車「長岡天神」駅からすぐ。とんがり屋根が目印の店は、1969(昭和44)年の創業から親子4代で通う人もいるほど、愛されている純喫茶です。店内に入れば、ついさきほどまでの喧騒や忙しい感覚を忘れさせる空間が広がり、一人で静かにパフェを楽しんだり、読書をしながらコーヒーとプリンを食べたりと、落ち着いた時間を過ごせます。

食事メニューの種類の多さにも注目です。しっかり食べたい方には、「フルールランチ」1,300円がおすすめ。エビフライ、クリームコロッケ、ミンチカツに、ポテトサラダ、千切りキャベツとトマトなどが盛りつけられた一皿で、ドレッシングやとんかつソースも手作りしています。ライス付きで食後のコーヒーor紅茶は+400円です。

また6種類あるピラフの中には、オーナーが旅行先で出合った料理をきっかけに誕生した「トルコライス」1,400円があり、スパイシーなカレーピラフの上にとんかつがのっています。他にもナポリタンやオムライスなど、豊富な洋食メニューがあります。
■■INFORMATION■■
純喫茶フルール
電話:075-951-6759
住所:京都府長岡京市天神1丁目8-2
時間:10:00~16:00(LO/15:30)
休み:月〜水曜日(祝日の場合は営業、振休有)
https://sites.google.com/view/cafe-de-fleur/
丁寧な手仕事から生まれる記憶に残る洋食
【京都市】グリルはせがわ

北大路通り沿いにある、週末やランチタイムには行列必至の名店。創業60余年で、京都のハンバーグ・洋食店といえば名前があがる[グリルはせがわ]。南欧調のレトロな雰囲気に赤いソファ席がある40席ほどの空間で、クラシック音楽を聴きながら食事ができます。今も御年84歳になるマスターが中心となって、店を切り盛りしています。

メニュー表にずらりと並ぶ洋食のなかでも、ひと際目立つのはハンバーグ。飴色に炒めた淡路島産玉ねぎを一晩寝かせてアクを抜き、国産牛、自家製パン粉を合わせ、注文が入ってから焼き上げる逸品は、はせがわ特製ケチャップソースとともに肉の旨みが感じられます。一番人気は「Aミックス」2,200円。ハンバーグに、身を開いて揚げるエビフライ、サイドの添えながら主役級のスパゲッティが付く、大人のお子様ランチです。
■■INFORMATION■■
グリルはせがわ
電話:075-491-8835
住所:京都府京都市北区小山下内河原町68
時間:11:00~15:00(LO/14:30)、17:00~21:00(LO/20:30)
休み:月・火曜日(祝日の場合は営業)
https://grill-hasegawa.jp/
お酒を嗜みながら洋食を味わう幸福時間
【京都市】洋食屋なかご

京阪電車「清水五条」駅から徒歩10分圏内。看板を頼りにたどり着く路地奥の隠れ家は、数年前に惜しまれつつ閉店した[ビストロ セプト]の料理長が、3年前に再出発した洋食店です。長崎の[ホテルヨーロッパ]での修業などを経た、熟練の手腕を感じる一皿ばかり。素材をより厳選した、お酒に合う洋食がいろいろあります。

お店は、築100年以上の京町家が立ち並ぶ[もみじの小路]内にあり、夜は街の喧騒を離れてゆったりとした時間が流れる場所。1Fカウンター8席と2Fテーブル12席の限られた席数で、産地を明記する旬素材による本日のおすすめから、お酒のアテ、がっつりごはんまで味わえる洋食のアラカルトメニューを、お酒を飲み進めながらシェアして楽しめます。

赤ワインが進むのは、上品な脂の旨みを感じさせる鹿児島県[ふくどめ小牧場]の幸福豚と、国産牛による「ハンバーグ」200g 3,500円~。焼き目をつけたらオーブンで火入れをし、香味野菜や鶏ガラを使う濃厚なデミグラスソースをかけて、最後にブラックペッパーで仕上げます。ドリンクはワンオーダー以上が必須ですが、お酒との相性良き洋食をいただいていると、ウィスキーにするかワインにするか迷いながら、ついついもう一杯頼みたくなってしまいそうです。
■■INFORMATION■■
洋食屋なかご
電話:075-600-9655
住所:京都府京都市下京区松原通御幸町西入ル石不動之町682-4 もみじの小路
時間:17:30~22:00(LO/21:00)土・日曜、祝日は15:00〜
休み:月曜日
https://www.instagram.com/yousyokuyanakago/




