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京都・和束町で出合った神秘的な2大遺跡~安積親王陵と弥勒磨崖仏~

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宇治茶の生産で有名な和束町は「日本で最も美しい村」連合に加盟し、失われつつある古きよき日本の美観や文化を保存し、継承しています。まるで時が止まったかのような美しい風景に突如現れる遺跡は、とても神秘的で魅力たっぷり。

安積親王(あさかしんのう)陵墓

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【写真提供:和束町役場】

茶畑の広がる山のてっぺんにある、こんもりとした木立。「安積親王陵墓」です。通称「たいこ山古墳」。奈良の大仏をつくったことで知られる聖武天皇の皇子・安積親王は17才という若さで命を落としました。かつての都である平城京(奈良県奈良市)・恭仁京(京都府木津川市)・紫香楽宮(滋賀県甲賀市)を結ぶ街道を、親王が愛でたという逸話から、この地に葬られたそうです。茶づくりが始まる500年ほど前の出来事といいます。お墓を茶畑にされてしまうことなく、和束の人々によって大切に祀られ続けてきた親王の穏やかな笑顔が目に浮かびます。茶畑に包まれた墳墓!茶どころ和束でしか出合うことができない、まさに絶景です!!

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弥勒磨崖仏(みろくまがいぶつ)

和束川沿いにある遊歩道を進むと竹やぶがあり、そこから少し歩いたところに6~7mの崖が。見上げると突如、弥勒菩薩が出現!!その大きさはなんと3m!!!正式には「弥勒磨崖仏」、通称「長井の弥勒さん」と呼ばれているそうです。川を見下ろすかのように、ひっそりと佇んでいます。なぜこんなにも寂しいところにポツンと・・・。このミステリアスな仏様は全国的にも珍しく、鎌倉時代後期の作と伝わります。

のどかな山里で歴史ロマンを感じる2大スポット、ぜひ訪ねてみましょう!^^

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