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京都にイギリスの田舎町!? 絵本の世界が広がるドゥリムトン村

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豊かな森を背景にぽつぽつと建ち並ぶ、はちみつ色の建物たち。池にはカモのカップルがのんびり泳ぎ、畔ではヒツジがもぐもぐと草をはむ——。なんとものどかなその光景は、まるでイギリスの田舎町・コッツウォルズ♡

ファンタジーのような可愛い町並みに、思わずテンションは最高潮!インスタやツイッターに「イギリスなう♪」と、アップしたいところですが……実はココ、亀岡市なんです!!

イギリス人も感激!!完璧な世界観

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京都市街から車で約1時間。くねくねとした峠道を進んでいくと……。発見!こちらが亀岡のプチ英国こと「ドゥリムトン村」の入り口です。名前の由来は“ドリーム(夢)”+イギリスの地名の接尾辞“〜トン”から。この接尾辞には「人々が集まった、ものの始まり」という意味があるそうで、ここを「夢の始まる場所にしたい」という思いから名付けられたそうです。

 

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敷地内は二つに分かれており、奥の方は宿泊棟やパブ、チャペルを利用する人専用のエリア。手前の方がティールームレストラン「PONT-OAK(ポントオーク)」を利用する人向けのエリア。日帰りで訪れたなら、まずはこちらでティータイムor食事を楽しむのがおきまりです(店外は撮影自由、店内は自身の手元のみ撮影OK)。

 

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ギギーっと扉を開けて入ると、これまた超カワイイ!1階にはゆっくりと食事が楽しめるレストランスペースとキッチン風のインテリアが並ぶ別棟のテラス席があり、2階には“働く女の子の作業部屋”テイストな空間が広がっています。紅茶にクッキー、ジャムや雑貨などを扱うブリティッシュストアも併設されているので、ショッピングも楽しめますよ。

 

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フィッシュ&チップスやミートパイなど、“THE・イギリス”なメニューが並ぶ中、今回オーダーしたのは人気の「クリームティーセット」1458円。ホームメイドのスコーンはこぶし大でずっしり。生地にたっぷりとヨーグルトが使われているのでしっとりサクサク♪優しい甘さが楽しめます。セットの紅茶は、13種の茶葉から好きなものが選べるのも嬉しいポイントですね。

 

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スタッフさんの衣装は白の帽子にエプロンという家庭的なメイド服だし、空間は実際に人が暮らしているかのように作り込まれているし……。いただいたスコーンと紅茶のお味もさることながら、完成されたその世界観に感動してしまいました。イギリスの方が来られた際、「『自分の田舎みたいだ』と言って泣いてくれたことがある」というのにも納得です。

インスタ映え抜群!撮影するのが楽しい♪

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さぁ、贅沢なティータイムを満喫したら、プチ英国でレッツ撮影タイム!

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メガネをかけたあの魔法使いの少年とか、

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青い服を着たあの有名なウサギさんが暮らしてそうでしょ♡

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ドアや窓、セメントにいたるまで、すべてヨーロッパから取り寄せたというから、そのこだわりに驚かされます。

 村に込められたオーナー“マリーさん”の想い

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こんなステキな村を作り上げたのは、建物のデザインや空間プロデュースを生業とする、オーナーの“マリーさん”こと春山眞由美さん。ドゥリムトン村だけでなく、某有名テーマパークの空間プロデュースにも携わったスゴ腕さんです。彼女が手掛けるのは、ヨーロッパのカントリーサイドの建物ばかり。そのきっかけは、ある“気付き”にありました。

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マリーさんの出身地は織物の町・京都市西陣。彼女のお父さんも西陣織の職人で、幼い頃から手機の音を聞いて育ったそうです。暮らしていた町家には格子戸や虫籠窓が当たり前のようにあり、行事ごとの際には、お雛様や鎧兜、屏風などを外に見せるように飾る文化があった。そして古くからのしきたりを今も守り続けている……。大人になるにつれて、「実は価値のある文化の中にいたんだ」という意識が芽生えたといいます。

イギリスの田舎でも、プライベートガーデンと“外”を意識したパブリックガーデンがあったり、窓辺のカーテンの柄を外側に向けたり。「外の人に自分の生き様や心意気を見せるという暮らし方は京都とイコールだと思う」と、マリーさん。そこが響き合ったのだと笑顔で話してくれました。

 

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ところでなぜ亀岡に?と聞くと、行政の絡みでご縁があったとのこと。「自分の暮らしに関係ない場所だったけど、いざ車で向かってみると、すごい霧で『ロンドンっぽいやん』って(笑)亀岡は山道を行くとポンッと村があり、さらに進むとまたポンッと村がある。そんなところもイギリスの田舎に似てるんですよね」と、マリーさん。

 

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水道すら通っていない場所にまず井戸を掘り、最初にティールームレストランを作って、次にイギリスの村を構成する大切な要素である教会、そして宿泊棟や“商店”と、数年かけて少しずつ進化を遂げてきたドゥリムトン村。「自分達がいつかいなくなっても、とうとうと何かが繋がっていく、広がっていけるような場所にしたい」。ここはいつまでも「夢の始まる場所」。その進化はきっと終わらない。

■■INFORMATION■■
ドゥリムトン村
所在地:亀岡市西別院町柚原水汲12
電話:0771-27-3004
営業時間:ポントオーク 月〜金曜11:00〜16:00(15:00LO)、土日祝10:30 〜20:00(19:00LO)
定休日:不定休
HP:http://dreamton.co.jp

英国村としてリニューアル

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