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美山旅で出合った“何度も通いたくなる”洋食店 

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京都府南丹市美山町かやぶきの里へ取材の際、美山町内でランチのできる場所を求めて美山町内を車で走っていました。

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かやぶきの里から車で約15分の場所、赤い橋が目印。レトロな雰囲気に引き寄せられてふらりと立ち寄ったレストラン芦生(あしう)。

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その佇まいと味、お店の人、そして居心地の良さが忘れられず…美山へ訪れる度に通うようになりました。今回はわたしたち編集部が見つけた、とっておきのお店をご紹介。

美山のマドンナ発見か!?

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レストラン芦生の看板娘ウェイトレス歴20年という山本さん。テキパキ&クールにランチタイムのお客さんをさばきつつ「熱いから気を付けてね」「おいしでしょ」など、さり気ない一言を笑顔で添えてくれる、このツンデレ感がたまりません。

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フリフリのメイド風エプロンの日もあれば、食堂を思わせる懐かしい雰囲気のエプロンの日もあり。今日はどんなエプロンなのかな?と密かに来店の楽しみにしているわたし。

一番人気の絶品「唐揚げ」は売り切れ御免!人気の秘密は?

丹波産の鶏肉を使った「若鳥唐揚げ」720円、ライス160円。ボリュームたっぷり!片栗粉と黒ゴマのサクサクの衣、ジューシーで旨みたっぷりの鶏肉。美味しい唐揚げに飢えていたカメラマンもに!!評判がどんどん口コミで広まり今や看板メニューとなったそうです。この味を求めて遠方からもお客さんがやってくるのだとか。

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ご主人の芦生さん、大人気の唐揚げについて語ってくれました。

「味付けは醤油のみ!自分でいうのもなんやけど美味しいやろ~!」スパイスなどは一切使わず、注文を聞いてから鶏肉をサッと醤油にくぐらせ、あとは黒ゴマと片栗粉をまぶして揚げるだけ。新鮮な鶏肉なら醤油だけでも十分に旨みを引き出すことができるというので驚きです。

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店の味を守るため、週2回、朝5時起きで京都市内まで仕入れに行く生活を創業以来続けています。「信頼できる仕入先と長い付き合いをすること、鮮度命やから使い切るだけの量をこまめに買うこと。こだわりはそれだけ」シンプルに聞こえるけれど手間暇を惜しまないご主人の「ただただ美味しいものを食べてもらいたい」という強い思いが伝わってきます。

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美山人、こんなにおいしい唐揚げがスタンダードだったとは、実にうらやましすぎる!お得なお弁当の人気メニューがこちら。唐揚げ、エビフライ、赤ダシ付きの「唐揚げ弁当A」880円と唐揚げ、赤だし付き「唐揚げ弁当B」830円。唐揚げはお持ち帰りの電話予約可。

定番から珍メニューまで、コスパがスゴイ!

ビーフカツレツ1050円、ハンバーグステーキ720円、オムライス650円、スパゲッティイタリアン600円、エビフライ880円…洋食の定番がメニューにずらりと並ぶなか…

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ひと際目を引くのが、洋食店では珍しい「特製ジンギスカン」620円。北海道の観光客をもうならせたという、もはや本場を超えてしまった?ご主人自慢のメニュー。鮮度にこだわった柔らかいラム肉と野菜を甘辛いオリジナルの特製ダレで炒めた、食欲をそそる一品。アツアツの出来立てを召し上がれ~。

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「エビフライカレー」780円。紙ナプキンが丁寧に巻かれたスプーンとカレー皿が懐かしさを演出。お肉や玉ねぎのコクが感じられるちょっぴりスパイシーなルー、食べやすいようにと一口サイズにカットされたエビフライが美しく盛り付けられています。エビ好きのわたしも満足できた食べ応えのあるエビフライ!でした。

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ライターさかもとの裏メニュー、エビ2本バージョン。(さかもとのインスタより)取材陣みんなで裏メニューの記念撮影。インスタ映えする!と一同テンション上がったことを思い出しました。

裏メニューはできる限りご要望に応えますよ」とニッコリご主人。もはや裏でない!(笑)

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この空間で一度食べてみたかった「クリームソーダ」420円。バニラビーンズたっぷりのアイスクリームが嬉しい^^コーヒー(小川珈琲)、紅茶、ソフトドリンクなどの喫茶メニュー約20種類が常時スタンバイ。喫茶の休憩もできます。

まずは地元・美山の人たちに愛される店でありたい

バッチリ!カメラ目線のご主人と、ちょっぴり恥ずかしがり屋の奥さんのツーショット。こちらのお店を経営している芦生さんご夫婦。ご主人が調理担当、奥さんはサポート役。どちらが欠けてもお店は開店できないんだとか…。お客さんから「美味しい」と喜んでもらうことお店を続ける活力になっていると語ってくれました。

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「佇まいもメニューも店主もなんにも変わってない。創業からそのまま」(笑)。美山町出身のご主人は20代半ばまで京都市内でサラリーマンをしていました。その後家を継ぐためにお嫁さんを連れてUターン。3年間、喫茶店、レストラン、料理旅館などでみっちり修行した後、昭和49年にレストラン芦生をオープン。今年でなんと創業43年目!歴史を感じさせるメニュー表も一見の価値アリ!です。良心的な価格設定も、ご主人の思いやり

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「辺境の地にあるので、まずは地元の人に愛される店づくりを心掛けてきました。10年ほど前、店の向いに道の駅ができてから観光客の方々も徐々に増えて、最近は店の味を楽しみに遠くから来てくれるファンもすごく多くなって、嬉しいことやね。本当に…」と感謝いっぱいの気持ちのご夫婦。

ドライブインの名残り、レトロな商品ケース

お店へ入るとすぐに、お菓子やガム、飴、クッキーがガラスケースに丁寧に並べられていて、懐かしさが溢れる空間が広がります。コンビニがないとはいえ以前から不思議だな~と思っていました。

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話をきいてみると、実はドライブインも兼ねていました!かつて車で海水浴へ出かける人たちの休憩立ち寄りスポット。歴史を感じます~!(高速道路が開通する前の話。美山は京都市と福井の小浜を結ぶ国道162号線の真ん中に位置しています)

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その面影が看板にも。昭和のお父さんのドライブの定番 “ミントの板ガム”を「帰り道のオヤツに^^」と奥さんが持たせてくれました~。

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これぞセンチメンタルジャーニー♪ 由良川を横目に帰路につきます。

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昔ながらの変わらぬスタイルで、ずっとわたしたちを待ち続けてくれるレストラン芦生。わたしは今日もまた幸福感に満たされ、美山をあとにしました。

■information■
レストラン芦生(あしう)
0771-75-1022
京都府南丹市美山町安掛寺ノ下17
(道の駅 美山ふれあい広場 真向い)
11:00~19:00
月曜(祝日の場合は翌日)
※美山町の行事などの日は臨時休業あり、事前に電話で確認してください
※唐揚げお持ち帰りは電話注文でOK

↓“レトロ”ファンの方はこちらの記事もチェック↓↓

www.kyotoside.jp

 

さかもとみえ

さかもとみえ

「好きなお店目当てに、ちょっと旅へ」こんな旅のスタイルいかがでしょうか?? 芦生さんご夫婦、健康第一でレストラン続けてくださいね。ファンみんなの願いです!!また近いうちに家族で食事に行きまーす❤ちなみに、「芦生」さんという苗字、美山の原生林「芦生の森」と同じでびっくり^^ご当地感たっぷりで感激~。

 

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