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観光列車「ひえい」に乗って心に刻まれる“新緑絶景”の比叡山へ♪

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叡山電車に20年ぶりに登場した新型観光車両「ひえい」。今まで京都になかった大胆かつ斬新なデザインが話題を呼んでいます!(ちなみに通常料金で乗車OK^^)

f:id:kyotoside_writer:20180509140304j:plain【写真提供:叡山電車】※線路内などの立ち入り禁止場所からの撮影は厳禁です

「ひえい」は2018年3月21日にデビュー。火曜日以外は毎日1時間に1~2本、出町柳から八瀬比叡山口駅間を走ります。(15分ほどの乗車時間)

インパクトのあるデザインもさることながら、瑠璃光院の青もみじを彷彿とさせる、鏡のようにピカピカのボティに映り込む美しい新緑はとってもフォトジェニック!

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終点の八瀬比叡山口駅からさらにケーブルカーとロープウェイを乗り継げば、なんと20分ほどで比叡山山頂に!京都市内はもとより大阪方面まで見渡せる大パノラマビューが出迎えてくれます!!

比叡山頂駅すぐにガーデンミュージアム比叡、さらに比叡山内シャトルバスを乗り継げば世界遺産・延暦寺の堂塔巡りへもアクセス良好です。

叡電・出町柳駅で「ひえい」に初対面!乗ってみたくなるデザインとは?

いよいよ、ホームに「ひえい」が到着~。

だんだん近づくにつれ、大迫力の金ブチの楕円になんだか吸い込まれちゃいそう~!

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こちらの楕円は、叡電沿線にある京都屈指のスピリチュアルスポット比叡山や鞍馬山をイメージしているそうで「神秘的な雰囲気」や「時空を超えたダイナミズム」を表現しているんだとか。

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ロゴマークは「スピリチュアル・エナジー」と名付けられ、大地から放出される気のパワーと灯火をロゴ化したもの。

賛否両論の声があるとは聞いていたものの、間近で見ると想像以上にオシャレだったので、鳥肌が立ちました!素敵~♥

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車内へ入ってみると、窓や扉、手すりなど至るところが楕円形に。深緑を基調とした車内はシックかつ高級感が漂う空間です。

関西の電車は地上を走る場合、室内灯OFFが一般的ですが、「ひえい」は窓が小さく採光量が少ないため日中も室内灯ON(LEDダウンライト初採用)。

それだけでもいつもの電車と違う雰囲気で特別感がありました。やわらかい照明がほっこりと気分を落ち着かせてくれ癒されます。

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シートは一人ひとりのスペースを明確にしたバケットシートで「御山の等高線」「神秘的な力・気」「歴史の積層」をイメージしたデザインに。

座り心地も抜群によくて特急レベル。叡山電車ご自慢のシートというのがわかります!さらにヘッドレストまであるので寛げちゃいます~。

「ひえい」はオールシーズン、電車そのものを楽しめるユニークな観光列車なので、京都を訪ねてきた友人におすすめしようと思います^^

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ぼーっと車内を眺めていると、ド〇えもんがタイムマシーンで時空を移動するシーンを思い出し、窓が楕円形をした無数の時計のようにも見えてきて‥・。時空を旅するような不思議な気分。(笑)

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楕円形の窓から、おもしろフォトにチャレンジするのも楽しい。宝ケ池駅の看板!をこんな感じにパシャリ。ちょっとアートっぽい?

住宅街をずんずん抜けて、比叡山の麓に広がる鮮烈な新緑に包まれる駅舎が八瀬比叡山口駅終点です。

フォトジェニック!レトロな駅舎「八瀬比叡山口駅」と“青もみじ列車”

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【写真提供:叡山電車】※線路内などの立ち入り禁止場所からの撮影は厳禁です

終点であり叡山ケーブルとの中継点でもある八瀬比叡山口駅は、大正14年に八瀬駅として開業。この辺りはかつてプールや動物園、水族館などの施設が集まる京都の人々の一大アミューズメントパークだった歴史も。

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ホームに入ると、周囲の“青もみじ”たちが一斉にボディやフロントガラスに映し出され、まるで““青もみじ列車”。SNSで話題の瑠璃光院の“青もみじ”を彷彿とさせる光景が目の前に広がります!

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 実は「ひえい」、700系(デオ730形)車両として昭和63年12月に製造されました。平成30年に大改造を行い、新型車両として生まれ変わったそうです。電車もお家みたいにリフォームすることができるんですね^^

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駅舎の正面のギザギザの軒飾りが珍しく、構内の鉄骨でくみ上げられた天井のトラスや柱は繊細で美しく圧巻。とってもハイカラでカワイイ木造の駅舎は建築物としても見ごたえあり!

ケーブルカー(9分)&ロープウェイ(3分)比叡山山頂は驚くほど近かった!

キラキラと輝く“青もみじ”と清流

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みずみずしい青もみじや清流・高野川を眺めながらお散歩。爽やかな春風が吹き抜け、とっても気持ちいい♪

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街中からたった15分とは思えない豊かな大自然が出迎えてくれ、八瀬まで来るだけでもかなり癒されました。

日本最大!高低差561mの「叡山ケーブル」

1000年以上の歴史を誇る霊峰・比叡山への参拝客の足として大正14年に開業、今年で93年目を迎えました。

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 まずはケーブル八瀬駅から比叡山中腹にあるケーブル比叡駅までGO!

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急こう配のプラットホームの階段が比叡山の険しさを物語っていますね。

昭和62年製の車両、白いボティに赤と青のウェーブが目を引きます。赤は比叡山の山並み、青は琵琶湖の湖面をイメージしたもの。

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一見運転しているように見える乗務員さん(赤いユニフォーム)は安全確認およびガイドの役目。なんとケーブルカーはケーブル比叡駅の運転台から操作しているんです!

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急こう配の線路を上り下りする車両はロープでつながれた「つるべ式」。窓の外からはクルクルと滑車の音が。井戸の水くみのように、ケーブル比叡駅の巻上室から滑車でロープを巻き上げます。

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単線なので途中で中間地点にすれ違い部分があり、線路が2つに分かれます。

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すれ違いのタイミングも見どころ。ケーブルカーの仕組みについてもっと詳しく知りたい方はコチラから。

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鮮烈な新緑のトンネルを数カ所、かきわけるようにくぐりながら急斜面を一定のスピードで進みます。時折、視界が開けて市内の景色が目の前にドーンと広がります。

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中腹に到着、ケーブル比叡駅のすぐ横には京都御苑や京都タワー、鴨川など北から南まで壮大なパノラマが楽しめる「パノラマ広場」が。

そこから少し足を延ばすと大阪方面まで見渡せる「比叡ビュースポット」があり、記念撮影におすすめです!!

「叡山ロープウェイ」で軽やかに空中散歩!

ケーブルカーから乗り換えです。旅気分をアップさせてくれる乗り物といえばコチラ!

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こちらの叡山ロープウェイは昭和3年に開通したものの、戦時中は鉄材などの供出のためロープウェイは廃止、その後昭和31年に復活した歴史があります。

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現在のゴンドラは平成10年に新造されたもので、2代目。30人を一度に山頂まで運ぶことができます。デザインはケーブルカーと同じ。

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ロープウェイからは大原の方まで洛北の景色が広がります。ドローン動画は見慣れてきているものの、やっぱり肉眼で見る絶景は格別でした!!乗ってよかった^^

 新型の観光列車や、歴史あるケーブルやロープウェイ…と、交通手段をちょっぴり工夫してみるだけでも、京都には新しい発見がたくさんありました。

ぜひ新型車両「ひえい」に乗って、心に刻まれる新緑絶景が目白押しの八瀬・比叡山へお出かけしましょう♪

■■Information■■

◆叡山電車

https://eizandensha.co.jp/hiei/

◆京福電気鉄道株式会社

叡山ケーブル・ロープウェイ
https://www.keifuku.co.jp/cms/eizan_timetable/

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