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夏のひんやりスポット!府内唯一の鍾乳洞「質志鐘乳洞公園」@京丹波町

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台風で大雨が降ったかと思いきや、変わらず猛暑が続く8月。アウトドアをしようにも躊躇してしまうこの暑さだからこそ、天然の冷蔵庫で涼んでみませんか?
今回は京都府唯一の鍾乳洞「質志鐘乳洞公園」へ行ってきました!

 

自然豊かなキャンプ場

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京都市内から車で約1時間、緑が広がるのどかな道を進むと質志鐘乳洞公園の入り口が見えてきます。
ここはキャンプ場としても使われていて、キャンプサイト20基、バンガロー2棟に加え、バーベキューも楽しめるレジャースポットなのです。
キャンプサイトを通り過ぎて小高い山を登った先に、鍾乳洞の入り口があるのですが、少し急な階段に普段運動不足のスタッフは息切れ気味…。すると今回案内してくださった質志鐘乳洞公園協力会の会長・後藤さんが「ここにはクルミの木があるんですよ」と教えてくださいました。落ちたクルミは野生動物が食べたり、肥料として持ち帰る人もいるそう。他にもたくさんの木々があり、そのお陰か街なかより少し涼しい印象でした。

 

年中12℃!いざ、天然の冷蔵庫を探索!

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麓から歩くこと約5分、入り口に到着!なんとなくRPGの異世界への道感がありますね…。入り口の前に立つとひんやりとした空気が漂ってきます。
この鍾乳洞は1927(昭和2)年に発見された、総延長52.2m、高低差25.1m京都府内で唯一の鍾乳洞です。洞内は平均温度12ととっても涼しい!入った瞬間に汗もひき、冷房とはまた違った快適さでした。

f:id:kyotoside_writer:20180805130204j:plain鍾乳洞に入ってすぐのところには何やら立札が。「黄金柱」は光ると黄金に輝くように見えるからそう名付けられたそう。「岩戸唐滝」は写真では見えにくいですが、かつて水が流れていたくぼみが残るフローストーン(流れるような模様の石)です。
さらに奥へ進むと152㎝のスタッフでも慎重にくぐらなければいけない狭所も登場。背中をぶつけないように要注意です。「小さくてよかった…。」と思う瞬間でした。

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この鍾乳洞はかつて海の中にありました。それが動くプレートによって運ばれてきたそう。山を登って入った鍾乳洞が、大昔は海の中にあったなんてロマンティック!
また、洞内のつららは雨水や地下水が数万年もかけて今の形になっているのだとか。取材中も時折ポタリ、と水が滴っていましたが、雨の日は洞内でも傘をささなければいけないほど水が落ちてくるとのこと。それでも水が中に溜まることなくどこかに流れていくというのうだから不思議ですね。

ほぼ垂直…!冷や汗必至の階段

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さらに奥へ進むと、「注意」と書かれた看板が。よく見るとほぼ垂直の階段がお出ましです。階段というより、はしごだと思った方がいいかもしれません…。ここからは手すりにつかまりながら、後ろ向きになって慎重に降りていきます。
高いところが得意ではないスタッフは、「ひえ~…」とチキン丸出し。涼しいはずなのに冷や汗が出てきます。しかも手すりは結露によって濡れていて、滑りやすくなっています。昇り降りするときは慌てずゆっくりと進んでください~。
ちなみにこちらでは、ヒールやサンダルで来てしまった人のために、スニーカーの貸し出しがありますので、必ず動きやすい服装で挑んでください。

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2回の垂直階段を超えればゴールです。行き止まりのところには観光客が投げ入れた硬貨がたくさん散らばっていました。後藤さん曰く、いつの間にかそんな風習ができていたのだそう。神秘的な鍾乳洞ってご利益ありそうですものね。
さぁ、あとは引き返すのみ。私たちの話し声に反応したのか、スイスイと飛び交うコウモリがたくさん見られました。あまりの速さに写真に収めることができず…残念!

 

質志鍾乳洞オリジナルのお土産もGET

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質志鐘乳洞公園の管理棟ではお土産も販売していました!鍾乳洞みやげにぴったりな「コウモリクリアファイル」(150円)。SHIZUSHI BATとBABY BATの何とも言えない表情がポイントです♪また、「しあわせくる実」(100円)は鍾乳洞へ向かう山でも見つけたクルミと同じもので、手のひらで転がしてツボを刺激できる健康アイテムです。

市内からも比較的近く、バーベキューやキャンプで1日中遊ぶこともできるので、避暑地にはもってこいのスポット。この夏、何度でも訪れてみたくなりました!

■■■INFOMATION■■■
質志鐘乳洞公園
京都府船井郡京丹波町質志
0771-86-1725
9:00~17:00
入園料:大人530円、3歳以上中学生以下310円
1~2月は休園、12、3月は土・日のみ開園

↓↓【京丹波町】の記事はこちらもチェック!↓↓

www.kyotoside.jp

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