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舞鶴発祥の伝統野菜・佐波賀だいこんって?産地で生まれた極旨レシピも大公開!

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煮物にかき揚げ、お好み焼き……思わずよだれが出そうなメニューの数々。これらにはある共通点があります。何だと思いますか?

じ・つ・は!どの料理も特別な大根入り。舞鶴市で約半世紀ぶりに復活を遂げた伝統野菜の「佐波賀(さばか)だいこん」のために考え出された料理なんですよ。そこで今回は、佐波賀だいこんの正体に迫りつつ、とっておきの料理レシピもご紹介しちゃいます!

山あり谷ありの佐波賀だいこんヒストリー

特徴ある味と形で親しまれた昭和の大根

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佐波賀だいこんは、舞鶴市佐波賀地区が発祥とされる京の伝統野菜。聖護院だいこんや賀茂なすなどと同じく、発祥地にちなんだ名前が付いています。一般的な大根は約3ヶ月で収穫できるのに対し、佐波賀だいこんは秋に種を蒔き、翌年2〜3月に収穫する晩成型。ちょうど今の時季しかお目にかかれない大根なんです。

 

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スーパーなどでよく見かける青首大根は、葉の部分はカットされ、すらっとした細長い形をしていますが、佐波賀だいこんは根元が太く先が尖ったメリハリボディ。横に広がった立派な葉が付いたまま売られています。水分が少なく、身が引き締まっていることから、おろしても水っぽくなりにくく、煮崩れもしにくいという特徴があるんですよ♪また、葉もおいしく食べることができます。

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佐波賀だいこんの出荷の様子を写した貴重な一枚(昭和20年代)

昭和30年代には舞鶴市の特産品として年間約1,100t以上の出荷量を誇っていたという佐波賀だいこん。しかし、栽培期間が長いことや、身がしまって重く引き抜くのに力がいることから生産者が減り、ほとんど生産されなくなったのです〜(涙)。

地元有志の努力が実り、およそ半世紀ぶりに復活!

きっかけは地域ぐるみの復活プロジェクト

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舞鶴市内で農業を営む佐藤正之さんらが佐波賀だいこんの復活に尽力

幻の大根となりつつあった佐波賀だいこんに転機が訪れたのは2010年。舞鶴市や京都府、地元の農家らがタッグを組み、佐波賀だいこんの復活プロジェクトを立ち上げたのです!

試験栽培を経て少しずつ作付面積を増やし、現在では地元のレストランや小売店、さらに大型スーパーでも取り扱われるようになりました。とはいえ、ただ店頭に並べるだけでは「消費者のハートは掴めない!」ということで、対面販売やレシピ集などを通じて普及活動にも力を注いでいるんですよ。

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そうした努力の甲斐あって、佐波賀だいこんの知名度と人気はじわじわと上昇中。現在のおもな取り扱い店は、JA京都にのくに彩菜館 東舞鶴店、舞鶴市内のスーパー、府内のイオン(京都桂川、東山二条、京都西、京都五条、久御山、洛南)です。なお、シーズン中(1〜3月上旬)であっても出荷状況により品切れになっている場合もあるのでご注意くださいね。

アイデア料理で佐波賀だいこんを味わい尽くそう!

葉っぱごとおいしくいただくレシピ2選

それではお待ちかねのレシピ紹介〜!佐波賀だいこんは水分が少なく、ピリッとした辛みがあるので、すりおろすだけでも十分おいしいのですが、引き締まった身の特長を活かすならこの2品がおすすめ。どちらもシャキシャキの葉ごとおいしく味わえる産地直伝のレシピです。

佐波賀だいこんの海老そぼろ餡

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【材料】(4人分)

佐波賀だいこん 1/2本

佐波賀だいこん葉 3〜4本

えび 5尾

和風だし 1000cc

薄口醤油 大さじ3

酒 大さじ3

みりん 大さじ1

水溶き片栗粉 適量

柚子 少々

【作り方】

①だいこんは約1cmの輪切りにし、米のとぎ汁で下茹でする。だいこん葉も茹でて、6cm程度に切っておく。

②和風だしに薄口醤油、酒、みりんを加えて味を整え、茹でただいこんを煮る。(弱めの中火で約15分程度)

③だいこんを皿に盛りつけ、だいこん葉を添える。

④だいこんの煮汁で細かく切ったえびを煮て、色が変ったら水溶き片栗粉でとろみをつけ、盛りつけただいこんにかける。仕上げに柚子の皮を添える。

*えびの替わりにごま油で炒めた豚挽き肉を入れたそぼろ餡もグッド。コクがあるので茹でた葉も入れて餡にするとボリューミー。

佐波賀だいこんの炒飯

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【材料】(1皿分)

佐波賀だいこん葉 40g(大きいもの1本をみじん切り)

佐波賀だいこん 50g(約2cm×7mmの角切り)

豚肉 20g(粗みじん切り)

にんにく 1片(みじん切り)

生姜 小1/2片(みじん切り)

ご飯 170g

ごま油 大さじ1

めんつゆ 大さじ1〜1.5

オイスターソース 小さじ1

塩、胡椒 少々

紅生姜

【作り方】

①にんにくと生姜を、ごま油を中火で熱したフライパンで香りが出るまで炒める。角切りのだいこんを入れ、透き通って来たら豚肉を加える。肉の色が変ったら、だいこん葉を加えてさらに炒め、材料とは別の小さじ1のめんつゆで下味をつける。

②ご飯を①に加え、具が全体に混ざったら、材料のめんつゆ、オイスターソースでよく炒め合わせ、塩と胡椒で味を整え完成。お好みで紅生姜を添える。

*仕上げに粗挽きの黒胡椒をふりかけると、味が締まりさらにスパイシーにおいしくいただける。

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佐波賀だいこんの収穫シーズンはあとわずか。直売所やスーパーなどへお立ち寄りの際は、ぜひ売り場をチェックしてみてくださいね。見事復活を遂げた伝統野菜の味わいを噛み締めるチャンスですよ〜!

■■information■■

〈佐波賀だいこんに関するお問い合わせ〉

0773-66-1023(舞鶴市役所産業振興部農林課)

〈購入に関するお問い合わせ〉

0773-82-0094(JA京都にのくに舞鶴広域営農経済センター)

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