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艦艇を間近で見学!カレーも食す!海軍ゆかりの地「舞鶴」めぐり

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旧日本海軍の舞鶴鎮守府があった舞鶴市。現在は海上自衛隊舞鶴地方総監部がおかれ、日本海側の防衛の重要拠点となっています。今週末の7月21日、護衛艦の一般公開などが行われる夏のビッグイベント「サマーフェスタ2018」が実施されると聞きつけたKYOTO SIDE編集部は、ちょっと先取りして散策。サマーフェスタと併せて楽しみたい、旧海軍ゆかりのスポットを事前リサーチしてきました!

 今回訪れた5スポットは徒歩圏内に点在しているので、赤れんがパークの駐車場に車を停め、てくてく歩いて巡ることにしました。ただ日陰がそれほど多くないので、くれぐれも熱中症対策は万全に!

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舞鶴の観光スポットをぐるっと周遊!海軍ゆかりの港めぐり遊覧船

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最初に満喫したのは海からの景色。北吸赤れんが桟橋から出航する遊覧船では、2つの遊覧コースが楽しめます。今回は「海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」に乗船! こちらのコースは11時、12時、13時と1日3便あり、11時と12時の便は海上自衛隊OBによる船内ガイドつきです。なお、舞鶴名産のかまぼこの板で作られたチケット「かまぼこ手形」を購入すると、港めぐり遊覧船が半額になったり、期間限定で運行している周遊観光ループバス(2018年は9/15〜9/24・10/6〜10/8に運行)が1日乗り放題になったり、周辺施設の入館料が無料になったりと特典がいっぱい!ぜひ活用しましょう。

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この日は京都で38℃を記録した猛暑日でしたが、日陰にいれば気持ちいい海風を感じながら、海上自衛隊の施設や造船ドッグなどを海から眺められました♪見たことがない角度から見る大きな船はど迫力!ちなみに「景色をたっぷりと楽しみたい」という人には船内の右側がおすすめ。コースは反時計回りに運航するので各スポットを堪能できますよ~。

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そしてクライマックスは護衛艦やイージス艦が停泊する北吸桟橋。この日に停泊していたのは補給艦「ましゅう」、イージス艦「みょうこう」、護衛艦「あさぎり」、ミサイル艦「はやぶさ」と「うみたか」でした。ずらりと並んだ艦艇は圧巻です。この北吸桟橋についてはのちほど詳しくご紹介!

■■INFORMATION■■
海軍ゆかりの港めぐり遊覧船
乗り場 舞鶴市北吸1044(赤れんがパーク 北吸赤れんが桟橋)
運航期間 3月下旬~11月の土・日・祝、お盆(8月13~15日)
料金  大人1300円、3~12歳700円、2歳以下無料
問い合わせ 舞鶴赤れんがパーク(遊覧船窓口) 090-5978-8711(10:00~17:00)

 

国の重要文化財にも指定された舞鶴赤れんがパーク

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続いては人気の観光スポット・舞鶴赤れんがパークへ。明治から大正にかけて建設された、12棟の赤れんが倉庫群は、うち8棟が国の重要文化財に指定されています。赤れんが博物館や赤れんが2号棟~5号棟など入れる建物はたくさん!どこから回ろうか迷いますね。 

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まずは赤れんが3号棟「まいづる智恵蔵」に行くことに。こちらは旧海軍兵器廠の倉庫として建設され、現在はお土産の販売や旧海軍ゆかりの展示が行われています。

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お土産コーナーには赤れんがや舞鶴にちなんだ商品のほか、海軍や自衛隊に関連するアイテムがいっぱい。爽やかに喉を潤してくれる舞鶴海軍サイダー・舞鶴赤れんがサイダー(各250円)は即買い決定!女子でも使いやすそうな自衛隊ハンカチ(600円)に、種類豊富なカレー〈海軍カレー(853円)、海軍金曜日カレー(648円)、舞鶴連合艦隊カレー(650円)〉なども魅力的です☆

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 1階のお土産コーナーの奥で見つけたのは、赤れんが倉庫復元展示。ディーゼル機関車や赤れんが倉庫周辺のジオラマが展示されています。しかもディーゼル機関車の運転室は実際に中に入って触ることができるんです!何が何の機械なのかよくわからないけど、運転台をガチャガチャ。鉄道ファンじゃなくともテンション上がりますね~。

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また、2階の展示室では初代司令長官・東郷平八郎さんに関する資料や旧海軍の制服などのほか、舞鶴の鉄道関連の資料なども見学できます。天井は高いし窓から差し込む光がとってもキレイ♡
展示を楽しみながら、ゆっくりとステキな空間を満喫しました。

■■INFORMATION■■
舞鶴赤れんがパーク
所在地 舞鶴市字北吸1039−13
開館時間 9:00~17:00
休館日 12月29日~1月1日(点検整備などにより休館あり)
問い合わせ 0773-66-1096

 

120年前のレシピを再現! 赤煉瓦カフェJAZZ

f:id:kyotoside_writer:20180716171648j:plain赤れんが2号棟「舞鶴市政記念館」の1階にある赤煉瓦カフェ JAZZでは、海軍割烹術参考書に記されているレシピを再現したメニューがいただけます。 海軍といえばカレーですが、肉じゃがやビーフカツレツ、ロールケーキなどハイカラなものまでありますよ。
(こちらの記事もチェック肉じゃがの町・舞鶴に伝わる、旧日本海軍秘伝!?の肉じゃが – KYOTO SIDE 〜知られざる「京都」の魅力を発信〜

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海軍カレー(ドリンク付)(800円)、海軍ロールケーキ(350円)海軍割烹術参考書(540円)
再現された海軍カレーは、船上で手早く食べられるようにと、具材の大きさが小さめなんだとか。スパイシーな香りが食欲をくすぐり、辛すぎず野菜の甘みもしっかりと楽しめます。
また、デザートにオーダーした海軍ロールケーキは、カステラ生地にジャムと生クリームを巻いた、昔懐かしいビジュアル。記事もカステラっぽくて素朴な美味しさに惹かれます。一緒に出されるソフトクリームが甘く濃厚で、隠れ人気メニューだそうですよ♪

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ちなみにこれらのレシピが書かれている『海軍割烹術参考書』は、海上自衛隊第4術科学校(船上での調理や経理などを教育訓練する所)が所有しているものを現代語訳して復刻したレシピ本で、和食や西洋料理、菓子などのレシピがびっしり。中には見慣れないメニューも書かれていて、家でも試したくなりますね~。

■■INFORMATION■■
赤煉瓦カフェ JAZZ
所在地
 舞鶴赤れんがパーク 2号棟内
営業時間 10:00~19:00(食事は16:00まで)
休み 不定休(月1回月曜定休)
問い合わせ 0773-63-7177

 

迫力満点! 停泊中の艦艇を見学できる北吸桟橋

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さて、お次は遊覧船からも見た艦艇たちを北吸桟橋で見学です!自衛隊桟橋とも呼ばれ、最新鋭の護衛艦やイージス艦を間近で見ることができます。桟橋の門を入って左手に、その日の停泊している船が記されているので要チェックです。護衛艦は桟橋に横付けされ、本当に手が届きそうな距離!そして何もかもがBIGサイズ!間近で見るとその迫力に圧倒されるとともに頼もしさを感じます。

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桟橋には海上自衛隊員さんがいらっしゃるので、護衛艦に関するお話も聞けますよ。どの護衛艦のカレーが一番美味しいとか、居住区はどうなっているとか…KYOTO SIDE編集部は海上自衛隊のリアルなお話に興味津々でした。桟橋の開放は土・日・祝日のみで、通常、護衛艦に上がることはできませんが、イベント時には艦内も開放されることもありますので、お見逃しなく!

■■INFORMATION■■
北吸桟橋
所在地
 舞鶴市字余部下1190
見学可能日 土・日・祝日
開放時間 10:00~15:00(最終入場14:45)
問い合わせ 0773-62-2250(海上自衛隊舞鶴地方総監部広報係)平日9:00~15:00

 

旧海軍の史実と伝統を伝える海軍記念館

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続いては海軍記念館です。舞鶴地方総監部の敷地内にあるので、入る時からちょっぴりドキドキ。こちらは昭和8年に建てられた大講堂の一部に設置され、記念品や資料などが約200点展示されています。ちなみに建物の近く以外は一般人立ち入り禁止。散策したいけどガマンガマン。

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入り口では重厚感あふれる東郷平八郎さんの胸像がお出迎え。館内は第1展示室と第2展示室があり、東郷さんが書いた書物や、軍艦の模型、実際に使われていた制服や肩章、短刀など貴重な品がたくさん!

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また大講堂の舞台両端にある絵画も必見です。特に旅順港閉塞決死隊の「福井丸」の絵(舞台の左の絵です)沈められた福井丸の船体で額縁が作られており、カキ殻などがついているのが見られます。うーん、なんとも感慨深い…。戦争をリアルに体験した昔のものが残っていることってすごいことですよね。

■■INFORMATION■■
海軍記念館
所在地 舞鶴市余部下1190
開館時間 土・日・祝日の10:00~15:00
料金 無料
問い合わせ 0773-62-2250(海上自衛隊舞鶴地方総監部)

 

ノスタルジックな世界へ! 北吸トンネルを散策

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ラストは北吸トンネルへ。こちらは1904(明治37)年、日露戦争時に舞鶴鎮守府の兵員や物資の輸送を主とした軍港引き込み線として開設されました。その後、1919(大正8)年に国鉄線として開業しましたが、1972(昭和47)年に全線廃止に。2002(平成14)年に国の登録有形文化財に登録され、現在では歩道・自転車道となっています。 レンガ造りの美しさももちろんですが、トンネル内に付けられた鉄板が反射し、赤い光が広がる様はノスタルジックな雰囲気を引き立てます。 
ひんやりした風が吹き込み、癒されながらトンネルを抜ければ、今回の海軍ゆかりの地巡りは終了~。21日を心待ちにしながら帰路についたKYOTO SIDE編集部でした!

■■INFORMATION■■ 
北吸トンネル
所在地
 舞鶴市北吸
問い合わせ 0773-66-1024(舞鶴市観光商業課)

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