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一風変わった京都のひな祭り8選!〜もうすぐ桃の節句〜

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女の子の健やかな成長を願うひなまつり。桃の節句とも呼ばれますがこれは、旧暦で3月3日は桃の花が咲く季節であることから、魔除け信仰のシンボルでもある桃と上巳の節句(五節句のひとつで春の季節の変わり目)が結びつき、ひなまつりと呼ばれるようになったそうです。京都の貴族の子女が小さなお人形で遊ぶひいな遊びから始まったと伝わるひなまつり。時代を越えて、たくさんの人の手により受け継がれてきた大切なおひなさまを見ることができる、京都府内のひなまつりイベントをご紹介します。

大商人の家に代々伝わる雅やかな御殿雛

京都・久美浜雛祭@京丹後市

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北に日本海が広がる自然豊かな京丹後市久美浜町。この地に春を告げる風物詩として知られているのが、府内でも一番早い1月2日から行われている京都・久美浜雛祭です。その祭りの中心となっているのが、豪商 稲葉本家。稲葉家は、織田信長に属した美濃の稲葉一族の末裔といわれ、糀(こうじ)製造業と海運業で巨万の富を得た後、久美浜をはじめ周辺地域を大きく振興させました。

約700坪もの広大な敷地がある稲葉本家では、江戸時代中期の12代目当主の妻が嫁入り道具として持参し代々受け継がれてきた江戸中期作の御殿雛(ごてんびな)や、地元の男性グループが竹を切り、女性グループが和紙やちりめんで作ったおひなさまを飾った竹雛などが飾られています。

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■■INFORMATION■■

京都・久美浜ひな祭り
期間:2020年1月2日(木)〜4月5日(日)
開催場所:稲葉本家を中心とした久美浜城下町の街並み20軒/豪商稲葉本家@京丹後市久美浜町3102
参加費:無料
お問い合わせ:0772−82−2356(豪商稲葉本家)

【画像提供】豪商稲葉本家

丹後ちりめん商家で受け継がれてきた雅なおひなさま

ちりめん街道ひなめぐり@与謝野町

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京都府北部にある与謝野町。ここは高級絹織物の丹後ちりめんで江戸から昭和初期にかけて隆盛した町です。ちりめん産業で近代化を図ったこの町には、明治・大正・昭和の建築物が集約し、昔ながらの街並みが広がる“ちりめん街道”があります。白壁の商家や立派な町家、老舗酒蔵に美しい洋館、まるでタイムスリップしたかのような光景が残る街道で行われるひなまつりが「ちりめん街道ひなめぐり」です。丹後生糸ちりめん商家だった旧尾藤家住宅では、11代当主尾藤庄藏氏の妻と娘が所有し、その後も代々大切に保管されているおひなさまが一般公開。旧尾藤家住宅は和洋折衷のモダンな内装も見どころです。街道内にある20件ほどの屋敷でもおひなさまの展示があり、期間中は、和装・和ごころ研究家の秋田桃子さんによる日本一ハードルの低い着付け講座(3/1@浄福寺)やスタンプラリー(抽選会場:旧尾藤家住宅)、酒蔵マルシェ(@旧川嶋酒造酒蔵)も開催されるとのこと。街並み散策と合わせて楽しんでみてはいかがでしょう?

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■■INFORMATION■■

ちりめん街道ひなめぐり
期間:2020年2月29日(土)~3月8日(日) 10:00〜17:00
開催場所:ちりめん街道(京都府与謝郡与謝野町加悦)
参加費:旧尾藤家住宅入館の場合、大人200円、小中学生100円
お問い合せ:0772-43-0155(与謝野町観光協会)

【画像提供】与謝野町観光協会

イベント盛りだくさん♪春の城下町散策

亀山城下ひなまつり@亀岡市

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亀岡市は京都府中西部に位置し、トロッコ列車や保津川下りで有名であり、“京の奥座敷”とも呼ばれています。今年で13回目を迎える亀山城下ひなまつりは、亀岡市で行われる春の催事で、江戸時代や明治・大正時代の歴史あるおひなさまが柳町他旧城下町一帯に飾られています。

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散策マップを見ながら華やかで愛らしいおひなさまをめぐるスタンプラリーやひなまつりコンサート、豚汁のふるまいやひなあられの掴み取りサービスなど、大人から子どもまで楽しめる企画が盛りだくさん。そして要チェックなのが、なんと無料で着物をレンタルできるきものde町ぶら!サイズと数量に限りはありますが、無料で着物を着て街中を歩けるのは嬉しいですね。ひなめぐりをしながら、ゆっくりと春の城下町散策はいかがでしょうか?

■■INFORMATION■■

亀山城下ひなまつり
期間:2020年3月1日(日) ~8日(日)
開催場所:柳町他旧城下町一帯
参加費:無料
お問い合せ:0771-25-5033 (亀山城下ひなまつり実行委員会事務局)/0771-22-0691(JR亀岡駅観光案内所)

【画像提供】亀岡市役所産業観光部

巨大ひな壇に並ぶ約430体ものおひなさま

みんなのひなまつり@綾部市

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綾部市の東光院といえば、以前KYOTOSIDEでも紹介したあじさいと風鈴で有名な寺院。こちらで桃の節句に合わせて開催されるみんなのひなまつりは、今年で4回目となる人気の催しです。同イベントの目玉といえば、高さ約2.5m、幅3.6mもの巨大な12段のひな壇に並ぶ約430体ものおひなさま。同院の松井真海住職が檀家に呼びかけるなどして集めた女雛や男雛がズラリと並ぶ姿は、まさに圧巻の一言です。

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他にも、格子状のスペースに品良く並ぶフォトジェニックな三人官女のコーナーや、江戸時代から明治の初めに実際に使われていた姫籠などに加え、宮殿の日常を再現したジオラマも展示。源氏物語の世界を思わせるひな人形の生き生きとした姿と、天井に配されたカラフルなちょうちんが絶妙に合わさって、なんともロマンチック!インスタ映えも期待できそうですね!

■■INFORMATION■■

みんなのひな祭りin綾部
期間:2020年2月8日(土)~3月4日(水)9:00~16:00
開催場所:東光院@綾部市上延町堂の奥7
参加費:拝観料として高校生以上300円(境内無料)
お問い合わせ:東光院0773-42-2432/綾部市観光協会0773-42-9550

【画像提供】東光院

歴史ある蔵に集う雅なおひなさま

スクエア DE ひなまつり@綾部市

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綾部市で開かれるひなまつりをもう1つご紹介!こちらも、以前、KYOTOSIDEで取材したグンゼ博物苑で、2月21日(金)から3月29日(日)まで開かれるスクエア DE ひなまつり。今年で3回目を迎えるこの催しは、ご家庭で大切に飾られたひな人形や、宮津や宇都宮にあるグンゼ工場内でかつて飾られていたひな人形が、歴史ある蔵の中で一堂に並ぶおまつりです。

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もう一つ注目してほしいのが、江戸時代、子どもの健やかな成長を願って家族や親戚、近所の人たちが一針一針に思いを込めて縫い飾られたといわれるつるしびな。今回のひなまつりに合わせて、職員の方々が一つひとつ思いを込めて縫った数はなんと570体!51本ものつるしびなが、会場内に並ぶそうです。蔵の中というロケーションも魅力的なスクエア DE ひなまつり。春の綾部散策と合わせて、訪れてみてはいかがでしょうか?

■■INFORMATION■■

スクエア DE ひなまつり
期間:2020年2月21日(金)~3月29日(日)10:00~16:00※火曜日は休館
開催場所:グンゼ博物苑 集蔵(つどいくら)
参加費:入苑無料
お問い合わせ:0773-43-1050(グンゼ博物苑)/0773-42-9550(綾部市観光協会)

(2020年3月2日追記)

グンゼ博物苑は、新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、3月3日(火)~17日(火)は、休館となっています。

【画像提供】グンゼ博物苑

町家に飾られた豪華絢爛なおひなさまにホレボレ♪

ふれあいひなまつり@長岡京市

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京都府南西に位置する長岡京市。西国街道に面して立つ築約170年の町家・旧石田家住宅。ここは神足(こうたり)ふれあい町家として、風情ある伝統的な町家空間を楽しめる場所として市民に親しまれています。ここでは2008年からふれあいひなまつりを開催しており、市民から借り受けた明治〜平成のひな人形の展示を無料で行っています。

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今年は11セットのおひなさまを展示。見どころは、明治時代のおひなさま3セット。中でもいちばん古い1879(明治12)年制作のおひなさまは、約140年以上も前のものだそうです。また、布でできた野菜や動物などの人形を糸で吊り下げた京都では珍しい吊るし雛も見ることができます。大小種類も様々な美しいおひなさまを、見るだけでなく写真撮影ができるのも、こちらのひなまつりならではの魅力です!

■■INFORMATION■■

ふれあいひなまつり
期間:2020年2月3日(月)~3月5日(木) 10:00~17:00(開館時間:9:00~18:00)
開催場所:長岡京市立神足ふれあい町家(旧石田家住宅)@京都府長岡京市神足2丁目13-10
※2月28日(金)~3月3日(火)は「西国街道ひな人形めぐり」を同時開催
参加費:無料(喫茶と物販は有料)
お問い合せ:075-951-5175(神足ふれあい町家)

【画像提供】神足ふれあい町家

ウキウキ華やぐ、町を歩いてひなめぐり♡

加茂船屋雛まつり@木津川市

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京都府南部の木津川市加茂町、船屋・新町地区。雄大な木津川を望む町で毎年春に開催される加茂船屋雛まつりは、たくさんのお店や個人宅、集会所が雛飾りで彩られ、訪れる人を街全体でおもてなしするという一大イベントです。

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家庭ごとに飾り付けに工夫を凝らして展示されており、訪問時にはおひなさまにまつわるエピソードや想いなどを聞いて地域の方と交流するのも楽しみのひとつ。ひな飾りに併せて、船屋・新町の懐かしい写真の展示や昔話の朗読、手作り小物市(マルシェ)も開催されます。もちろん美味しい食べ物も多数!町並みに昔懐かしいレトロなスポットを探しながら、かわいいおひなさまを巡ってみるのはいかがでしょう。毎年たくさんの観光客が訪れる木津川市のひなまつりイベントです。

■■INFORMATION■■

加茂船屋雛まつり
期間:2020年2月29日(土)~3月3日(火) 10:00~16:00
開催場所:木津川市船屋・新町エリア
参加費:無料
お問い合せ:0774−76-2970 (加茂船屋雛まつり実行委員会)

【画像提供】木津川市商工会

 展示会場は48ヶ所!何度も訪ねたくなる!

八幡まちかどひなまつり@八幡市

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日本三大八幡宮のひとつで、皇室や戦国武将から幅広い信仰を集めた石清水八幡宮。この八幡宮を擁するのが京都府南部の八幡市です。そして、この八幡市で行われるひまつりイベントが八幡まちかどひなまつり。第9回目を数えるこちらのイベントの特徴は、何と言っても48会場という会場数の多さ!美しいおひなさまの段飾り他、お店や民家の軒先には吊るし雛や、手作り雛、変わり雛が置かれ、訪れる人を楽しませます。

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また今年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されることにちなんで、聖火ランナーをモチーフにしたお雛様やオリンピック競技にチャレンジするお雛様も並ぶのだとか。八幡市全域で展示が行われているため、徒歩はもちろん、レンタサイクル、バス、車…いろいろな楽しみ方があり、期間中何度も訪れたくなる素敵なイベントです!

■■INFORMATION■■

八幡まちかどひなまつり
期間:2020年3月1日(日)~8日(日)
開催場所:八幡市内にある各会場(会場ごとに休日・開催時間は異なる)
参加費:無料
お問い合せ:090−3867−6302 (東高野街道八幡まちかど博物館協議会)

【画像提供】東高野街道八幡まちかど博物館協議会

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