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白亜のテントで風を感じるカフェタイム︎…京丹後のキコリ谷テラス

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最近、海の京都エリアに取材に行くと、地元女子から「ここ知ってます?」「ぜひ紹介してください」と言われるカフェがあったんです。
なんでもそこは、乙女ならキュンとくる真っ白なテントがあって、自然の中で優雅なひと時が過ごせるんだとか…。
ピーン☆ときたKYOTO SIDE編集部は、早速、ウワサのお店に行ってきました!!

 

京丹後市にある「キコリ谷テラス」へ行ってきました

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京都市内から車で約2時間。向かったのは「海の京都」エリアながら、豊かな自然と緑の木々に囲まれた京丹後市弥栄町。府道53号から小道に入ってすぐ、左手にかわいいお店を発見しました。ここがウワサの「キコリ谷テラス」!昨年の5月にオープンした直売所&カフェです。店名の由来は、昔のこの辺りの“キコリ谷”という地名から。玄関前には前後の山の花木が移植され、周囲の景色に溶け込んでいます。

 

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出迎えてくれたのは、大場亮太さん・稲鍵佐代子さんご夫婦。もともと全く違う職種についていたお二人は、東日本大震災をきっかけに、より人の役に立つ仕事がしたいと一念発起。2014年に佐代子さんの祖父の出身地である弥栄町に移住し、近隣の農家さんに弟子入りして一から農業の経験を積みました。現在はSORA農園として30品目100種類の野菜を栽培しながら、お店の運営をされているそうです。

 

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早速、お店に入ってみると、中央にイートイン可能な大きな木のテーブルがどーん。正面には野菜をはじめお菓子や調味料などが並び、右手にはコーヒーやソフトクリームを頼めるカフェカウンターがあります。こぢんまりしていますが、土壁の素朴さと木の温もりを感じられるナチュラルな雰囲気に心惹かれます。

 

青空の下に広がる、天にそびえる白亜のテント!

商品も気になる所ですが、ウワサのスポットが気になって仕方がない!そそくさとオーダーを済ませ、はやる心のままテントがある裏庭へと向かいました。そこで私たちが目にしたのは…

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キタ━━━━o(*´∀`)○━━━━━!!

森を背景に佇んでいたのは、天高くそびえ立つ白亜の大きくなテント♡ 中にはリゾート感漂うソファーやラグがあり、こちらでもカフェタイムを過ごせるようです。

 

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ソファーに腰掛けると目の前に広がるのは、のどかな田んぼの景色。リズミカルなカエルの鳴き声と鳥のさえずりが耳をくすぐり、絶大なる音感マイナスイオン(?)にやさぐれた心が癒されます。なんでも、もともと亮太さんはネイティブアメリカンが暮らす円錐型のテント“ティピー”が欲しかったそうですが、中が見えない・閉鎖的という理由から断念。この広々と開放的なテントをお庭に置くことにしたそうです(ちなみにベルギー製)。

 

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本日いただいたのは、ご夫妻オススメの朝採れ新鮮野菜を使ったキッシュとホットコーヒー。軽食メニューはその時期に採れる野菜次第なので、何があるかは行った日のお楽しみ。本日のキッシュは、新玉ねぎとスズキを使ったもの(350円)でした。ちなみにコーヒーは、京都市内のウイークエンダーズコーヒーの豆を使用しているそうですよ。

 

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くつろぎのひと時を過ごし、テントのように心が真っ白になった私たち。次はお店のアチコチにある“かわいいもの探し”に夢中になりました。入り口のレトロな外灯や玄関先のハリネズミ、小径を彩るレモンタイム…。穴の空いた特徴的なテーブルは、なんと譜面台が挿せる音楽室の机。近隣の廃校になった小学校から譲り受けたものだそうです。

 

オーガニック野菜や「弥栄窯」の農家パン…魅力的な商品がいっぱい

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すっかりカフェスペースに注目してしまいましたが、忘れちゃいけない。ここのメインは直売所。SORA農園の作物はもちろん、丹後で同じ想いでオーガニック野菜を育てる生産者で結成した「タンゴ・オーガニックファーマーズマーケット」のオーガニック野菜がウリなんです。販売コーナーには定番の野菜に加え、珍しい野菜もずらり。「そもそもカフェを始めたのは、野菜のおいしい食べ方を提案するためなんです」と、佐代子さん。夏にはソラ豆やエンドウ豆を使ったメニューを予定しているそうです。

 

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そんなご夫婦がセレクトしたものだから、野菜以外の商品も体に優しいものばかり。地元の作り手さんからは、自然栽培された九条ネギの万能ダレ(450円)や丹後のヒラヤミルクを使ったスコーン(150円〜)、オーガニックな米粉の焼き菓子など。他地域からも、無農薬・化学肥料不使用のフルーツジュースやジャムなど、魅力的な商品が並びます。中にはここでしか買えないものも。

 

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また、それらと併せて人気なのが、同じ地域にある「弥栄窯」の農家パン。毎週金・土・日(※5月中は土日のみの販売)にのみ運ばれてくる天然酵母のパンで、種類はハード系が4種類。国産有機小麦を石臼で挽き、手でこね、薪窯で焼いたパンは香ばしくもちもち♪すぐ売り切れるほど評判で、この日もひっきりなしにお客さんが訪れていました。ちなみに一番人気はカンパーニュ・ビオ(ホール1200円・ハーフ600円)。一目見てびっくりとにかくデカい!これ、人の頭より一回りは大きいんじゃ…。そのサイズ感と香りに誘われて思わず買っちゃいました。

 

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すっかり仕事を忘れて満喫した私たち。最初はちょっとシャイ?と思った亮太さんは、ふとしたきっかけで猫の話になった途端、饒舌に(笑)。飼っている美人猫サニーちゃんにデレデレの模様…。佐代子さんは、話が止まらない亮太さんを横からやんわりたしなめるしっかり者でした。この5月20日(日)には、キコリ谷テラスの1周年を記念した「春の収穫祭」を開催予定。タンゴ・オーガニックファーマーズマーケットの野菜や丹後のおいしいフード&スイーツが楽しめるそう。

ぜひこのステキなご夫婦たちとの優しい時間を過ごしに行ってみてくださいね。

 

■■INFORMATION■■

キコリ谷テラス
住所 京丹後市弥栄町船木407
営業時間 火・水10:00〜15:00、金・土・日10:00〜17:00
定休日 月・木
電話 0772-66-3210
※「農家パン弥栄窯」の販売日は、金 10:00〜、土 15:30〜、日 10:00〜(※5月中は土日のみの販売となります。)

《イベント案内》
キコリ谷テラス 春の収穫祭
2018年5月20日(日)10:00〜17:00

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