徐々に気温も秋らしくなり、今年の紅葉を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。今年もKYOTOSIDE編集部が厳選した、穴場の紅葉スポットをご紹介します。また、ゆっくり見たい方には“朝観光”もおすすめです。混雑を避けられるほか、朝日に輝く紅葉は格別。いつもと違った秋の景色を楽しんでくださいね。
【注意】掲載情報は10月6日の時点での情報です。今後、イベントなどの開催予定が変更となる可能性もありますので、最新情報は各自お問い合わせください。
“海の京都”エリアの紅葉穴場スポット
京都府北部、日本海に面するこの地域では古くから大陸との交流の拠点として栄えてきました。広大な土地で伸び伸びと育った樹々の紅葉は、まるでパノラマ写真を見ているかのよう。
山一帯を染め上げる紅葉寺
【与謝野町】慈徳院
【見頃】11月中旬
与謝野町にある慈徳院は、地域の人たちとの交流の場になるようにと、本堂裏に元々あったたくさんの紅葉に加え、ご住職がさらに紅葉を植樹したことで「紅葉寺」として知られるようになったお寺です。「将来は山一面を真っ赤な紅葉にしたい」というご住職。境内の旧本堂跡や、石階段からの眺めは格別ですよ。
また、11月11日~19日(予定)はライトアップが実施されます。詳しくはHPをご確認ください。
■■INFORMATION■■
慈徳院
住所:与謝郡与謝野町明石2250
電話:0772-42-2585
時間:9:00(不定)~17:00 ※ライトアップ期間は~20:00
料金:協力金、募金活動(主催団体)有り
http://jitokuin.com/
明石紅葉を育む会 – ホーム | フェイスブック
<朝観光に最適>どこから見ても絵になる
【京丹後市】宗雲寺
【見頃】11月中旬
京丹後市久美浜町にある宗雲寺(そううんじ)。京都府名勝庭園に指定されている池泉鑑賞式庭園や本堂、方丈などを含む景色が、お庭好きの間では高く評価されています。目の高さから眺めるもよし、高台に登って上から全景を眺めるもよしと、どこから見ても美しい構図ができる隠れた紅葉名所です。
■■INFORMATION■■
宗雲寺
住所:京丹後市久美浜町新町1268
電話:0772-82-0274
時間:拝観自由
料金:無料
<朝観光に最適>鉄道ファンも訪れる大イチョウに感動
【京丹後市】引原峠
【見頃】10月末~11月中旬
京丹後市にある旧網野町の引原峠(ひっぱらとうげ)。こちらには京都丹後鉄道の線路沿いに威厳ただよう大イチョウがあります。車窓からの眺めはもちろん、列車とイチョウがコラボした景色も人気で、写真に収めようと鉄道ファンが訪れるほど。列車旅の思い出のひとつにするもよし、車で訪れ見てみるもよしの穴場スポットです。
■■INFORMATION■■
引原峠の大イチョウ
住所:京丹後市網野町引原峠(国道178号線)子午線塔付近
<朝観光に最適>丹後のこんぴらさんで紅葉狩り
【京丹後市】金刀比羅神社
【見頃】11月中旬
江戸時代の1811(文化8)年、峯山藩7代藩主・京極高備(たかまさ)公により創建された金刀比羅神社は、地元の人から「丹後のこんぴらさん」と呼ばれ親しまれています。
石段を上った先には木々に埋もれるように楼門があり、紅葉が見頃を迎えると、楼門の朱色と見事にマッチして、鮮やかにあたりを彩ります。
■■INFORMATION■■
金刀比羅神社
住所:京丹後市峰山町泉1165-2
電話:0772-62-0225
時間:授与所8:00頃~18:00頃(季節で変動あり)
料金:無料
https://konpirasan.com/
<朝観光に最適>大スケールの五重塔と紅葉
【宮津市】成相寺
【見頃】11月上旬~11月下旬
宮津市にある成相寺(なりあいじ)は、雪舟の『天橋立図』(国宝)にも描かれている古刹。昼間は天候がよければ、日本海や天橋立と一緒に紅葉を撮影することもできる素晴らしいロケーションです。
■■INFORMATION■■
成相寺
住所:宮津市成相寺339
電話:0772-27-0018
時間:通常8:00~16:30
料金:入山料大人500円
http://www.nariaiji.jp/
<朝観光に最適>紅葉に包まれる丹後のもみじ寺
【舞鶴市】金剛院
【見頃】11月上旬~下旬
赤レンガパークなどがある東舞鶴の街中から、車でおよそ15分のところにある「関西花の寺」第三番札所・金剛院。こちらは三島由紀夫の『金閣寺』にも登場する名刹です。「丹後のもみじ寺」とも呼ばれていて、境内にはいたるところにモミジが植えられています。金剛院の隣にある鹿原公園からは、写真のような紅葉に埋もれる三重塔(重文)が見られますよ。山が丸ごと紅葉する大パノラマは必見です。
■■INFORMATION■■
金剛院
住所:舞鶴市字鹿原595
電話:0773-62-1180
時間:9:00~16:00
料金:300円(宝物殿は別途500円)
美しい庭園と紅葉のコントラスト
【綾部市】大本神苑
【見頃】11月中旬
明治25年に綾部市で開教した民衆宗教の境内地である大本神苑。20世紀最大級といわれる木造建築「長生殿」や、国の重要文化財「木の花庵」もあり、今や綾部を代表する観光スポットになっています。広大な敷地を誇る庭園では、色とりどりの紅葉と常緑のコントラストが随所に見られ、圧巻の光景が広がります。趣のある建物を見ながら、秋色に染まった気品あふれる神苑を歩いてみましょう。
■■INFORMATION■■
大本神苑
住所:綾部市本宮町1–1
電話:0773-42-0187
時間:9:30~16:00
料金:無料(※神殿内部の見学は予約が必要です)
https://www.ayabe-kankou.net/spot/omotoshinen/
<朝観光に最適>足利尊氏出生の地でもみじ&歴史散策
【綾部市】安国寺
【見頃】11月上旬〜下旬
安国寺は、14世紀半ばに室町幕府の初代将軍である足利尊氏が創建したとされる、茅葺き屋根が印象的な風情ある寺院です。秋には境内にある100本の紅葉が色づき、多くの観光客が訪れる紅葉の名所。
こちらは足利尊氏の出生地として伝わり、尊氏の母も子宝祈願したといわれ、現在も子安地蔵として信仰を集めています。もみじとともに、歴史散策もオススメです♪
■■INFORMATION■■
安国寺
住所:綾部市安国寺町寺ノ段1
電話:0773-44-1565
時間:拝観自由(内拝観は早めに要予約)
料金:境内自由(ただし内拝観の場合は志納金が必要)
https://www.ayabe-kankou.net/spot/ayabe-ankokuji/
紅葉に包まれ、心静かに座禅体験
【綾部市】正暦寺
【見頃】11月中旬
綾部市にある正暦寺は、平安中期に空也上人が自ら彫った観音像を祀ったことに始まるという古刹です。正暦寺の寺泊では、好きな場所で座禅体験をすることができます。写真のように、境内の紅葉スポットで座禅をすることも可能なのだとか!しかも、夕食にはご住職の手によるホテル顔負けのコース料理まで楽しめます。紅葉に包まれて心静かに過ごしてみては?
■■INFORMATION■■
正暦寺
住所:綾部市寺町堂ノ前45
電話:0773-42-0980
※宿坊は1日1組限定
https://oterastay.com/shourekiji/
<朝観光に最適>散紅葉を踏み鳴らしてハイキング♪
【福知山市】宝山公園
【見頃】11月中旬~下旬
京都府と兵庫県の府県境にある、京都府で唯一の火山でもある宝山(たからやま)の公園。11月下旬の紅葉の散り初めには、写真のように真っ赤な絨毯が登場!ゆっくり散策しながらでも頂上まで約30分と、比較的登りやすい山なので、ハイキング気分で訪れてみては?
■■INFORMATION■■
宝山公園
住所:福知山市夜久野町平野
問い合わせ:0773-37-1103(福知山市役所夜久野支所)
https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/soshiki/64/8223.html
<朝観光に最適>「丹波のもみじ寺」で紅葉とイチョウの競演を
【福知山市】長安寺
【見頃】11月上旬~下旬
福知山十景に数えられる臨済宗南禅寺派のお寺。「丹波のもみじ寺」と呼ばれるほど、広い境内を彩る紅葉は風情があります。また、心経堂近くの樹齢約600年にも及ぶ「授乳のイチョウ」も必見。本堂の縁から見る、薬師三尊四十九灯の庭に映える紅葉に包まれながら優雅な時間を過ごしてみては?
■■INFORMATION■■
長安寺
住所:福知山市奥野部577
電話:0773-22-8768
時間:9:00~16:30
料金:300円
“森の京都”エリアの紅葉穴場スポット
日本の原風景が広がる森の京都エリア。豊かな山々が織り成す紅葉は、色鮮やかに染まり見る人を魅了します。
<朝観光に最適>極彩色のモミジが彩る山寺の秋
【京丹波町】玉雲寺
【見頃】11月中旬~下旬
1416(応永23)年に創建された曹洞宗のお寺で、山寺らしい静かな雰囲気が漂う玉雲寺。
表参道の階段を登ると紅葉に包まれた見事な楼門が現れ、その迫力に圧倒されます。境内の至る所で紅葉が見られ、荘厳な本堂と極彩色のモミジの組み合わせに写真に収めるファンも多いのだそう。晩秋の散紅葉も必見。
■INFORMATION■
玉雲寺
住所:船井郡京丹波町市森滝見9
電話:0771-82-0628
時間:境内自由
料金:無料
季節の移ろいを感じる紅葉グラデーション
【南丹市】真言宗 大覚寺派 飯盛山 西光寺(西光密寺)
【見頃】11月中旬
756年創建と伝わる、南丹市最古の寺院・西光寺(西光密寺)。高雄の神護寺を再興した文覚上人が得度(出家の儀式)をしたところで、隠れた紅葉の名刹とも称されています。西光寺の紅葉は高雄の神護寺より移植された紅葉で、季節の歩みで“七色に映える”と言われており、グラデーションがかった美しい紅葉は、お参りに来る方の目を楽しませています。
■■INFORMATION■■
真言宗 大覚寺派 飯盛山 西光寺(西光密寺)
住所:京都府南丹市八木町美里中石谷9
電話:0771-42-3417
時間:10:00〜16:00
料金:無料
※ライトアップは現在行っておりません。
※団体での紅葉拝観はお断りしています。
<朝観光に最適>息をのむほどの紅葉に見惚れる
【南丹市】龍穏寺
【見頃】:11月中旬~下旬
南丹市の山間にある、静寂に包まれた寺院・龍穏寺(りょうおんじ)。1509年に曹洞宗の寺院として創建され、園部藩家老の菩提寺となりました。
こちらの参道で上を見上げると、真っ赤に染まった紅葉が目の前に広がります。ため息が出るほど美しい紅葉天井を見ようと、近年では人気急上昇。訪れる際はマナーを守って、静かに観賞してくださいね。
■■INFORMATION■■
龍穏寺
住所:京都府南丹市園部町仁江甲溝畑1
電話:掲載なし
時間:境内自由
料金:無料
<朝観光に最適>広い湖を囲む紅葉の山々は必見
【南丹市】大野ダム
【見頃】11月中旬~下旬
南丹市美山町に位置する大野ダムは、「虹の湖」と称されるダム湖と紅葉の風景が魅力。地元住民が植えた約500本の紅葉は、見頃になるとダム周辺の山々が赤く染まり、鮮やかな絶景が目の前に広がります。湖には紅葉が水面に映り、また違った美しさが見られます。
※2023年の大野ダムもみじ祭は11月18日〜19日に開催されます。開催についてはHPをご確認ください。
■■INFORMATION■■
大野ダム
住所:南丹市美山町樫原中野山41−2
電話:0771-75-9110(大野振興会)
https://miyamanavi.com/
<朝観光に最適>雄大な自然が広がる紅葉ドライブ
【南丹市】唐戸渓谷
【見頃】11月上旬
美山かやぶきの里から府道38号線を10㎞ほど進んだ先に見えてくるのが唐戸渓谷(からとけいこく)です。渓谷沿いの約3㎞の山道は、見渡す限りの紅葉が続き、まるで絵の中にいるかのよう。早朝に行けば、日の出に照らされ輝く景色が見られるかも。お出かけついでに見られる、知る人ぞ知るドライブコースです。
■■INFORMATION■■
唐戸渓谷
住所:南丹市美山町芦生
電話:0771-75-1906(南丹市美山観光まちづくり協会)
https://miyamanavi.com/
予約していきたい名勝庭園
【亀岡市】法常寺
【見頃】11月中旬~下旬
後水尾天皇ゆかりの寺院である法常寺では、歴代天皇より賜った古文書や美術品などを多く保管し、現在でも御香華料(ごこうかりょう※)の下賜が続いています。
また、江戸初期の作庭といわれている庭園は、京都府の名勝に指定されるほどの美しさ。参道は自由に散策ができますが、庭園と本堂の拝観は予約が必要ですので、事前に計画を立てて目指しましょう。
※お香や供花に代えた弔慰金の表書きの献辞
■INFORMATION■
法常寺
住所:亀岡市畑野町千ヶ畑藤垣内1
電話:0771-28-2243
時間:9:00~17:00
料金:本堂拝観500円(要予約)
<朝観光に最適>参道を染める紅葉の絨毯
【亀岡市】桑田神社
【見頃】11月中旬~下旬
亀岡市の保津川を見下ろせる高台にある桑田神社。この地では保津川で溺れた神様をナマズが助けたという伝承があり、境内には至る所にナマズをモチーフにしたものが見られます。参道から神殿へと続く真っ赤なモミジはもちろんのこと、境内からはトロッコ亀岡駅などの街並みも見渡せ、壮大なパノラマを楽しめますよ。トロッコ亀岡駅から徒歩5分とアクセスも抜群。
■■INFORMATION■■
桑田神社
住所:亀岡市篠町山本北条51
電話:0771-25-3881
時間:境内自由
料金:無料
“お茶の京都”エリアの紅葉穴場スポット
京都府南部に位置し、日本屈指のお茶どころとして約800年の歴史を持つエリア。小高い山も多く、ハイキングを楽しみながら紅葉狩りをするのもオススメです。
<朝観光に最適>足利義満の母が寄進した「もみじ寺」
【八幡市】善法律寺
【見頃】11月中旬~12月上旬
石清水八幡宮と合わせて行ける善法律寺。境内には足利義満の母が寄進したモミジが植えられていて、約100本もあることから「もみじ寺」としても親しまれています。門をくぐった先には庭園が広がり、赤と黄色のモミジが境内を美しく彩ります。また、11月18日(土)、19日(日)には本堂の特別公開と紅葉のライトアップが開催予定です。この時期だけの特別な時間を過ごしましょう~。
■■INFORMATION■■
善法律寺
住所:八幡市八幡馬場88-1
電話:075-981-0157
時間:8:00~17:00
料金:無料(本堂内部の拝観は500円、要予約)
http://ritsuji.web.fc2.com/
<朝観光に最適>深紅の紅葉と常緑樹が織り成す秋の絶景
【八幡市】石清水八幡宮
【見頃】11月中旬~下旬
八幡市の男山山頂にある石清水八幡宮。国家鎮護・厄除けの神社として有名で、広い境内には紅葉スポットがたくさん。南総門では門の朱色と紅葉の赤が絶妙な調和を生み出します。また、紅葉したモミジやイチョウ、ノムラカエデなどに常緑樹の緑が混ざり、美しさが一層引き立ちます。この時期の日の出は6:30頃。朝日とともに眺める紅葉は格別です。ただし、京阪石清水八幡宮駅から本殿までは徒歩約40分(近くまで行ける石清水八幡宮参道ケーブルの始発は8:10)なのでご注意を。
■■INFORMATION■■
石清水八幡宮
住所:八幡市八幡高坊30
電話:075-981-3001
時間:6:00~18:00、1月1~19日は不定期、12月31日は6:00~23:00
料金:無料
https://iwashimizu.or.jp/
美術鑑賞とともに錦秋の美を
【八幡市】史跡・名勝 松花堂庭園
【見頃】11月中旬~12月上旬
江戸時代初期に活躍した文人僧・松花堂昭乗ゆかりのスポット「松花堂庭園・美術館」。広い敷地には、庭園エリアと美術館エリアがあり、さらに庭園には3棟の本格的な茶室がある外園、史跡・名勝に指定されている内園があります。写真は外園にある新日鉄初代会長・永野重雄邸の茶室を写した「竹隠」。隅々までさりげない技巧が凝らされた茶室とともに紅葉を満喫してみては?
■■INFORMATION(施設情報)■■
史跡・名勝 八幡市立松花堂庭園・美術館
住所:614-8077 京都府八幡市八幡女郎花43-1
電話:075-981-0010
開園・開館時間:9:00~17:00(最終入園・入館は16:30まで)ミュージアムショップは11:00~15:00
休園・休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月27日~1月4日)
料金:庭園入園料 一般300円、美術館観覧料400円~(展覧会の開催内容により金額変動あり)
HP:京都洛南 関西有数の「侘び寂び」の日本庭園 松花堂庭園・美術館 (shokado-garden-art-museum.jp)
※草庵「松花堂」、泉坊書院を含む内園は、過去の災害被害による復旧工事のため、現在はご覧いただくことができません。(特別公開日を除く。詳細は公式HPをご確認ください。)
※2024年8月修正
<朝観光に最適>朝日に輝く鳳凰堂も必見
【宇治市】平等院
【見頃】11月中旬~12月上旬
10円玉でお馴染みの鳳凰堂を擁する世界遺産「平等院」。平安時代に藤原道長の息子・頼通が極楽浄土を具現化して建てたといわれる寺院で、四季折々の風景が楽しめることでも人気です。庭園は朝8:30に開門されるので、ゆっくり拝観したい人におすすめです。また、鳳凰堂は東向きに建てられているため、朝日が差し込むとより美しい景色を見られるかも。
■■INFORMATION■■
平等院
住所:宇治市宇治蓮華116
電話:0774-21-2861
時間:庭園 8:30~17:30(受付終了は17:15)
平等院ミュージアム鳳翔館 9:00~16:45(受付終了)
鳳凰堂内部 受付9:00~16:10(9:30より拝観開始、以後20分毎に1回50名)
※内部拝観希望者が多数の場合は最終受付以前に終了する場合あり
料金:大人 600円、中高生 400円 、小学生 300円 ※鳳凰堂内部は別途300円
休み:無休※法要・行事等により、内部拝観をお休みすることあり
https://www.byodoin.or.jp/
源氏物語の世界観とともに秋を堪能
【宇治市】宇治市源氏物語ミュージアム
【見頃】11月中旬~12月上旬
源氏物語の世界を体験できる宇治市源氏物語ミュージアムでは、雅さが感じられる紅葉も楽しめますよ。入口に向かう小路ではカエデが真っ赤に紅葉し、のんびり歩くだけでも癒されます。池に映り込む紅葉を眺めていると、平安貴族の気分になれるかも?
■■INFORMATION■■
宇治市源氏物語ミュージアム
住所:宇治市宇治東内45-26
電話:0774-39-9300
時間:9:00~17:00(16:30受付終了)
料金:大人600円、小人300円
休み:月曜休館(祝日の場合はその翌日休館)、年末年始
https://www.city.uji.kyoto.jp/site/genji/
<朝観光に最適>神の使いである神猿が目印
【宇治田原町】猿丸神社
【見頃】11月中旬~12月上旬
三十六歌仙の一人、猿丸大夫をご祭神とする猿丸神社は、宇治田原町の隠れた紅葉の名所です。猿丸大夫の作といわれている「奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の声きく時ぞ秋はかなしき」の歌にふさわしいビビットなモミジが境内を彩ります。参拝の際は、ぜひ一ノ鳥居をくぐった左側の紅葉道を歩いてみてください。
■■INFORMATION■■
猿丸神社
住所:綴喜郡宇治田原町禅定寺粽谷44
電話:0774-88-3782
時間:社務所8:00~16:00
料金:無料
http://www.sarumarujinja.jp/index.html
<朝観光に最適>一休さんと紅葉のコラボ
【京田辺市】酬恩庵一休寺
【見頃】11月中旬~下旬
京田辺市の閑静な地にある酬恩庵一休寺は、もとは妙勝寺というお寺でした。しかし戦火にあい、後に一休禅師が宗祖の遺風を慕って再興し「酬恩庵」と名付けたのです。こちらの参道では、真っ赤に紅葉したカエデが見られます。また境内には晩年の一休さんや幼少期の一休さんなど、たくさんの一休さんの像があり、紅葉とのコラボレーションも楽しめますよ。
■■INFORMATION■■
酬恩庵一休寺
住所:京田辺市薪里ノ内102
電話:0774-62-0193
時間:9:00~17:00(宝物殿9:30~16:30)
料金:500円
http://www.ikkyuji.org/
<朝観光に最適>ハイキング気分で紅葉狩り
【木津川市】海住山寺
【見頃】11月上旬~下旬
木津川市にある海住山寺(かいじゅうせんじ)は、日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」の構成文化財に認定されています。
鎌倉時代に建てられた五重塔は国宝に指定されていて、塔の裏手からは写真のようなフォトジェニックな景色が楽しめます。寺域は1万坪にも及び、本堂の裏手に続く山道は紅葉で赤く染まり、プチハイキングも楽しめ、晴れた日には平城宮跡の朱雀門や西ノ京周辺も見えるのだとか。
■INFORMATION■
海住山寺
住所:木津川市加茂町例幣海住山20
電話:0774-76-2256
時間:9:00~16:30
料金:本堂内拝観500円(入山料を含む。特別展期間中は別料金になります)
http://www.kaijyusenji.jp/
<朝観光に最適>秋の特別公開にあわせて行きたい
【木津川市】岩船寺
【見頃】11月中旬~12月上旬
行基がこの地に阿弥陀堂を建てた後に、弘法大師とその甥である智泉大徳が灌頂堂として新たに報恩院を建立したのがはじまりと言われている岩船寺。室町時代に建てられた三重塔など重要文化財や寺宝をたくさん有しています。10月1日~11月30日には「秘宝・秘仏 特別公開」が開催されます。普段は拝めない秘仏が公開されているので、秋のお出かけにぜひ♪
■■INFORMATION■■
岩船寺
住所:木津川市加茂町岩船上ノ門43
電話:0774-76-3390
時間:8:30~17:00(12月~2月は9:00~16:00)
料金:大人500円・中高生300円・小学生200円
https://gansenji.or.jp/
<朝観光に最適>極楽浄土へ導く秋の絶景
【木津川市】浄瑠璃寺
【見頃】11月中旬~下旬
1047年に創建された浄瑠璃寺は、本堂に九体の阿弥陀如来坐像を安置することから、九体寺(くたいじ)とも呼ばれています。極楽浄土へ導く構図を現す庭は、宝池の此岸から本堂を眺めるのがベスト。真っ赤に紅葉した木々と本堂のコラボレーションはこの世の苦悩を忘れてしまいそうです。
■■INFORMATION■■
浄瑠璃寺
住所:木津川市加茂町西小札場40
電話:0774-76-2390
時間:9:00~17:00(12月~2月は10:00~16:00)
料金:400円
“竹の里乙訓”エリアの紅葉穴場スポット
竹取物語発祥の地のひとつと伝わるこのエリアは、京都と大阪を結ぶ交通の要所でもあります。京都市内からも比較的近く、アクセスが便利なので初心者にもおすすめ。
芸術の秋を彩る自然美にうっとり
【大山崎町】アサヒグループ大山崎山荘美術館
【見頃】11月中旬~12月初旬
大正から昭和初期にかけて、実業家・加賀正太郎によって建築された「大山崎山荘」。現在ではアサヒグループ大山崎山荘美術館として公開され、クロード・モネの『睡蓮』や河井寬次郎や濱田庄司、バーナード・リーチなどのコレクションでも知られています。
美術品はもちろん、チューダーゴシック様式の建築美も人気ですが、お庭も四季折々の彩りを楽しめますよ。庭園にはカエデがたくさん植えられており、晩秋には燃えるようなカエデの赤と、イチョウの黄色が庭園を埋め尽くします。
また、本館2階の喫茶室テラスからは美しい紅葉を眼下に、壮大な風景を一望できます。美術鑑賞とともに、紅葉の自然美にも浸ってみては?
■■INFORMATION■■
アサヒグループ大山崎山荘美術館
住所:乙訓郡大山崎町銭原5-3
電話:075-957-3123(総合案内)
時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
料金:一般は企画展により異なる ※高・大学生500円、中学生以下無料、障害者手帳をお持ちの方300円
休み:月曜日(祝日の場合は翌火曜)、臨時休館あり、年末年始 ※11月21日(月)・28日(月)は開館
https://www.asahigroup-oyamazaki.com/
<朝観光に最適>もみじの絨毯が広がる「もみじ参道」へ
【長岡京市】光明寺
【見頃】11月中旬~下旬
市内からもほど近い長岡京市にある、1198(建久9)年に建立した西山浄土宗の総本山。総門から薬医門へと続く道は「もみじ参道」と呼ばれ、一面にもみじの絨毯が広がります。このもみじの絨毯を見るには、紅葉が落ち始める頃がおすすめ。また、こちらは混雑する場合があるので、落ち着いて見るなら朝早くか夕方頃がおすすめ。
※光明寺および近隣には駐車場がないため、公共交通機関をご利用ください。
■■INFORMATION■■
光明寺
住所:長岡京市粟生西条ノ内26-1
電話:075-955-0002
時間:9:00~16:00(16:30閉門)
料金:一般1000円、中高生500円(紅葉時期以外は無料)
https://komyo-ji.or.jp/
<朝観光に最適>燃えるような紅葉に心癒される
【長岡京市】柳谷観音 楊谷寺
【見頃】11月上旬〜下旬
平安時代より天皇家や公家などをはじめとする眼病に悩む人々を癒す祈願所として信仰されてきた柳谷観音。人里離れた山深い場所に位置するため、寺全体が燃えるような紅葉に包まれます。また、上書院(毎月17日公開)からの浄土苑(名勝庭園)の眺めは格別。はらはらと舞い落ちた紅葉が庭の刈込を赤く染め上げ、見事なコントラストを作り出します。眼病祈願とともに紅葉を眺めて、日頃の眼の疲れを癒してみては。
■■INFORMATION■■
柳谷観音 楊谷寺
住所:長岡京市浄土谷堂ノ谷2
電話:075-956-0017
時間:9:00〜17:00(16:30受付終了)
料金:通常期500円(ウイーク期間中:700円)※高校生以下無料
休み:無休
HP: https://yanagidani.jp/
Instagram: https://www.instagram.com/yanagidanikannon/
※名称庭園浄土苑のライトアップの日程予約制は随時HPなどでご案内します。
<朝観光に最適>幻想的なもみじのトンネルを歩く
【向日市】向日神社
【見頃】11月下旬~12月上旬
竹の径で有名な向日市にある向日神社は、かつて向日山にあった向神社(上ノ社)と火雷神社(下ノ社)が合祀した神社です。養老2(718)年に創建され、国の重要文化財に指定されている本殿は、室町時代に建築されたもの。鳥居から本殿に続く参道には、赤・オレンジ・黄のグラデーションが美しいもみじのトンネルができ、本殿と祖霊社をつなぐ渡廊を赤く染まったもみじが彩ります。
■■INFORMATION■■
向日神社
住所:向日市向日町北山65
電話:075-921-0217
時間:境内自由
料金:無料
“京都市内”の紅葉穴場スポット
京都市内にも見逃せない穴場スポットあり。市内観光と合わせて訪れてみては?
多種多様な紅葉の宝庫!
【京都市】京都府立植物園
【見頃】11月中旬~12月上旬
秋の京都府立植物園の見どころは、広大な敷地でイロハモミジはもちろん、それ以外の、多種多様な紅葉が見られることです。11月の中旬から始まるスズランノキ、ニッサボク、ニシキギといった世界三大紅葉樹の紅葉や、国内最大クラスのフウの木のほか、絶景と名高い「なからぎの森」周辺の池のイロハモミジなど、たくさんの樹木の紅葉が楽しめます。
11月10日(金)~12月3日(日)には、なからぎ森周辺をライトアップ!昼間とは違った紅葉を見ることができますよ♪
■■INFORMATION■■
京都府立植物園
住所:京都市左京区下鴨半木町
電話:075-701-0141
開園時間:9:00〜17:00 (入園は16:00まで)
料金:一般200円、高校生150円、中学生以下無料
※温室観覧料/一般200円、高校生150円、中学生以下無料
温室入室時間/10:00~15:30(16:00閉室)
休み:12月28日~1月4日
http://www.pref.kyoto.jp/plant/
<朝観光に最適>迫力ある大イチョウは一幅の絵画のよう
【京都市】岩戸落葉神社
【見頃】11月中旬から下旬(年によって異なる)
京都市の高雄から車で15分。清滝川と岩谷川が交わる小野郷の地にあるのはその名も「岩戸落葉神社」。いかにも紅葉の時期にぴったりなこちらは、『源氏物語』に登場する“落葉の宮”にゆかりがある神社。社殿を囲むようにそびえ立つ樹齢不明の4本の大イチョウは圧巻です。この大イチョウ、境内の内側にある2本が先に色づき、落葉して地面を黄色い絨毯のようになった後に、外側の2本が色づいてまるで絵画のような景色を作り出します。
■■INFORMATION■■
岩戸落葉神社
住所:京都市北区小野下ノ町170
時間:境内自由