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【2019秋】海住山寺で文化財特別公開!紅葉狩りをしながら古寺探訪はいかが?

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【写真提供:(一社)木津川市観光協会】

文化財の宝庫京都では寺院が毎秋、紅葉の色づくころに合わせて貴重な文化財を一般公開することが多いんです。

京都府の最南端の地、南山城地方にある古寺、海住山寺(かいじゅうせんじ)では2019年の10/26(土)~11/10(日)までの16日間限定で『国宝五重塔開扉・文化財特別公開』を開催予定。五重塔以外にも見どころ満載の海住山寺。まとめてみました~!

なお、2019年は本堂改修工事中につき、寺宝は本坊で公開されます。

平安貴族たちが憧れた【絶景】を堪能!~平安時代のラブソング♥「百人一首」にも詠まれた木津川と、みかの原~

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【写真提供:海住山寺】

「みかの原 わきて流るる 泉川 いつ見きとてか 恋しかるらむ」

 みかの原から湧き出て、平野を二分するように流れる泉川(木津川)、一度もあったことがないのに、どうしてこんなに恋しいのだろうか。という意味のなんともロマンチックな歌ですね。こちらは木津川とみかの原をたとえに出して詠んだものなんだとか。作者はかの有名な紫式部の曽祖父、藤原兼輔。

 百人一首に歌われるほどですから、平安時代からの名所だったことがうかがえますね!「みかの原」は木津川市加茂町を流れる木津川の北側の一部で、海住山寺からその美しい景色が眺められます~。

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三上山から続く海住山の中腹に立ち、1万坪にも及ぶ寺域をもつ海住山寺。本堂(現在工事中)の裏手から紅葉の木々に覆われた山道を2、3分歩けば、木津川を望む絶景に出会えます。

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木津川市加茂町に位置するみかの原を眼下に、晴れた日は平城京宮跡の朱雀門や西の京周辺が遠くに望めるそう。

奈良の大仏で知られる聖武天皇の命で建立された海住山寺

海住山寺は、天平7年(735)に東大寺の開山・良弁(ろうべん)僧正が十一面観音を本尊として建立した観音寺に始まります。聖武天皇の勅願で、東大寺の大仏建立の工事の安全を祈るための祈願所として建立されました。

また、聖武天皇が現在の木津川市に恭仁京(くにきょう)を造営したのは、海住山寺を創建するわずか6年前のこと。実は木津川市、日本の首都だったこともあるんですね!

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重要文化財の文殊堂。鎌倉時代の前期に建立されたもの

のちに平安時代末期に一時廃絶しますが、笠置寺の解脱(げだつ)上人が再興し、このときに海住山寺という寺名に。その後も整備が続き、最盛期には58の塔頭(たっちゅう)が立ち並んでいたそうです。そのため現在も境内の敷地面積は約1万坪にも及ぶ広さを誇っており、ハイキングも楽しめるんですね。行楽シーズンにぴったり。

笠置寺KYOTOSIDE過去記事はコチラ↓

www.kyotoside.jp

鎌倉時代の五重塔として唯一現存!国宝の塔

内部特別公開2019年10/26(土)~11/10(日)

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高さは17.7メートル。五重塔としては奈良・室生寺の五重塔の次に小さいそうです。

 建保2年(1214)、後鳥羽天皇から下賜された仏舎利(お釈迦様の遺骨)を収めるために建立された五重塔。初層内部に仏舎利が納められていることから、塔自体が厨子(ずし)のような構造になっています。これはとても珍しい構造なんだとか。

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さらに、こちらの五重塔の珍しいところは、心柱(しんばしら)が礎石からでなく、初層天井から立てるという類を見ない建築方法で建てられているところ。

また、写真赤矢印の屋根の装飾品・裳階(もこし)が初層の屋根の下につけられています。裳階が施された塔は法隆寺や薬師寺でも見られますが、全国的にはかなり希少な例です。

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【写真提供:海住山寺】

そんな専門家からも一目を置かれている名建築!!の特別公開では、極彩色で装飾された五重塔内部を公開。鎌倉時代に作られた四天王像は、彩色や金銅性の装飾類の保存状態も良く見ごたえ抜群です。写真は増長天。

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【写真提供:(一社)木津川市観光協会】

塔の裏手へ回るとこのような紅葉と五重塔のフォトジェニックな一枚を撮影することができますよ。

襖を額縁に見立てて“額縁庭園”を愛でる

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庭園へは、文殊堂の裏手にある本坊入口から入ります。

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江戸時代の作庭と伝わる庭園は、三上山(海住山)を借景とした名庭です。襖を額縁に見立てて絵画のように切り取り庭の眺めを楽しむことができます。明暗のコントラストで趣のある写真を撮ってみましょう♪

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縁側に座ってゆっくりと枯山水庭園を眺めます。爽やかな秋風が庭を抜けてゆき、癒しのひとときを過ごすことができました~。

まもなく、白い塀の向こうにある大きな紅葉がグラデーションで彩られます。お楽しみに!本坊庭園は11月中、見学可能です。

1300年の歴史を誇る海住山寺の美仏を拝見

特別公開2019.10/26(土)~11/10(日)

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写真提供:(一社)木津川市観光協会

海住山寺に伝わる十一面観音像2体のうち、特別公開で出会うことができるのは本坊、奥の院に安置されている美しいお顔立ちの十一面観世音菩薩立像。

普段は奈良国立博物館に寄託されて不在の観音様ですが、年に1度、秋の特別公開の時だけお戻りになります。

こちらは平安時代の作で、像高45.5センチ、彩色を施していない小さな観音様ですが、秀麗な美しさを放っています。

古寺の風情を味わって!古道を歩こう

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舗装された道路から本堂へと向かう途中、総門から入っていくと、古寺らしい石段に出合うことができます。

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総門を出てすぐ、石段は途切れてしまうのですが、この風景、ツウにはたまりませんね。

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舗装された道路に並行した古道を歩いていくこともできますよ。徒歩の方はこちらからぜひどうぞ。豊かな自然の息吹を感じながら古道の趣を満喫しましょう!総門から5分ほど歩けば、五重塔のすぐ裏手に出ます。

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総門からの景色もお見逃しなく!

ご利益を持ち帰りましょう!海住山寺のお土産

個性的なご利益スポット&授与品がお出迎え!ぜひともご利益をゲットして帰りましょう。

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願いを叶えるなすのこしかけ。こちらは良縁祈願のスポット!ナスは「成す」と語呂が同じこと、花を咲かせると必ず実を結ぶということから、なにごとも成就するという意味があり縁起物なんだそう。ぜひ座って記念撮影も。

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なす守りを見つけました。1体500円。

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チャレンジ!してほしい、もち上げ大師。仏足石(お釈迦様の足の裏)の上に立ち、お地蔵様を持ち上げて願掛け!本堂の脇にあります。

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だるまみくじ300円。コミカルな表情がたまりませんね。おみくじ掛けは本堂前に。

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五重塔の形をしたツゲの木で作られたお守は1体800円。根付けになっていて鈴付き。肌身離さずもっておきたい、開運厄除のお守です。

本堂は改修工事中、工事の様子はTwitterで

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2019年10月現在、改修工事中の本堂。工事の様子を、海住山寺の公式ツイッターで見ることができます。貴重な写真の数々は、一見の価値あり!

海住山寺の公式ツイッターhttp:// https://twitter.com/kaijyusenji

ぜひお立ち寄りを!現光寺の十一面観音菩薩坐像

2019年10/27(日).11/2(土)~4(祝・月)の4日間限定公開

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【写真提供:海住山寺】

こちらは海住山寺のご住職おすすめのお立ち寄りスポット。10/27.11/2~4の4日間限定公開される現光寺の十一面観音菩薩坐像。端正な顔つきをされて、イケメンですね♥こちらは像高74センチ、鎌倉時代の作品です。

十一面観音で座っている姿はとても珍しく、全国に数体しかない希少な仏像とのこと。ぜひお立ち寄りください。

 

■■Information■■

海住山寺
http://www.kaijyusenji.jp/
0774-76-2256
木津川市加茂町例幣海住山20
9:00~16:30
本坊特別拝観は500円、文化財特別公開期間中の拝観料700円
※海住山寺への詳しいアクセスはコチラ
http://www.kaijyusenji.jp/access/index.html

現光寺
0774-76-2256(海住山寺)
http://www.0774.or.jp/temple/genkouji.html
特別公開は10:00~16:00
拝観料は700円








 



 

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