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福寿園宇治茶工房がリニューアル!宇治茶体験からスイーツまで

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f:id:kyotoside_writer:20191107120345j:plain京都といえば宇治茶ですよね。でも、宇治茶という名前は知っていても、あまり深く知らないという方も多いのでは? 宇治川の朝霧橋のたもとに佇む、宇治茶の老舗・福寿園による宇治茶体験施設「福寿園宇治茶工房」が2019年9月にリニューアル。新しい体験が加わったり、玉露を使ったスイーツや料理がいただける茶寮がオープンしたのだとか。どんな内容なのでしょうか。さっそくでかけてきました~!

 

寛政2年創業の宇治茶の老舗

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秋に咲く、お茶の花

福寿園の歴史はとても古く、創業は江戸時代の寛政2(1790)年。大阪・神戸に通じる木津川の船着場であり、また大和・伊賀街道が交わる地であることから諸物の集散地であった現在の京都府木津川市山城町に茶商として開業しました。

 

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朝霧橋のたもとに立っています

そんな福寿園が宇治茶について、もっと知ってもらいたいと2007年オープンしたのが宇治茶体験施設「福寿園宇治茶工房」です。

 

f:id:kyotoside_writer:20191108192230j:plain場所は宇治橋から宇治川の眺めを眺めつつ歩くこと約5分。朱塗りの朝霧橋のたもとに立つ立派な建物がそう。1階はお茶やお菓子、宇治工房限定商品などが買える売店、奥は宇治茶資料館になっていて明治から昭和にかけての貴重な製茶機などを展示し、お茶の歴史について知ることができます。

 

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また2階は八畳敷の本格茶室「華松庵」(左)と三室戸寺にあった茶室を写した三畳台目の「春草廬」(右)がありますし、「福寿茶寮」では、お茶を使ったスイーツや料理が気軽に楽しめます。

 

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さらに奥には人気の体験コーナーが。ここでは宇治に伝わる製茶法で煎茶を作る「手もみ茶づくり」や石臼を挽いて抹茶を作り、その場で飲むことができる「石臼で抹茶づくり」など、いろいろな体験ができるのですが、今回のリニューアルで新たに加わったのが「体験茶亭二十帖(たいけんちゃてい にじゅうじょう)」。自分で抹茶を点てたり、玉露・煎茶を煎れて楽しむといものだそうですが、一体、どのような体験なのでしょうか。

 

新しくスタートした「体験茶亭二十帖」ってどんなところ?

f:id:kyotoside_writer:20191108193202j:plainまず受付で、おかもちに入ったお茶セットを受け取ったら外へ。今回はお抹茶を選びました。

 

f:id:kyotoside_writer:20191108193220j:plainおお~!橋が現れましたよ。この橋は今回、新たに作られた源氏橋。宇治橋の古材を一部引き継いで再現したものなんですって。きれいですね。

 

f:id:kyotoside_writer:20191108193234j:plain中央には源氏の間があり、茶畑と遠くに平等院を眺めることができます。源氏の間は平成8年に修復された宇治橋の中でも「三の間」の古材を一部受け継いでいるそうです。

 

f:id:kyotoside_writer:20191108193248j:plain宇治橋の「三の間」とは写真のあそこ。豊臣秀吉がこの三の間から汲ませた水を使ってお茶を点てていたのだとか。お茶とは切っても切れないスポットです。

 

f:id:kyotoside_writer:20191108193303j:plainこの源氏橋の上には『源氏物語』「宇治十帖」と源氏物語の登場人物の名前三代将軍足利義満が作らせた「宇治七名園」の7つの茶園の名前を付けた計20の小部屋があって、好みの部屋を選ぶことができるんですよ。面白いー!! そして勉強になる~。

 

f:id:kyotoside_writer:20191108193319j:plain2人用のテーブル席もあれば4人用の部屋、また畳の部屋までいろいろ。せっかくなので、畳の部屋「早蕨(さわらび)」を選んでみました。「早蕨」は「宇治十帖」の4帖ですね。ギリギリ2人入れるかというパーソナルなスペースですが、なんだかとっても落ち着きます。

 

f:id:kyotoside_writer:20191108193340j:plain点て方が書かれた紙を見ながら自分で抹茶を点て……

 

f:id:kyotoside_writer:20191108193403j:plain福寿園の抹茶かりんとうを食べてほっこり。なんだか静かで時がたつのを忘れてしまいそう。日常生活ではペットボトルになれてしまっているけれど、思いのほか簡単に点てられる抹茶っていいなあ。2服ぐらい点てられるので、2服目は友達と点てあいっこをするのもいいですね。

 

玉露づくしの料理とスイーツを楽しもう

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茅葺き屋根が印象的

さてさてお抹茶でほっこりしたところで、こちらも新たにオープンした玉露亭(ぎょくろてい)へ。こちらでは福寿園の玉露を使った料理やスイーツがいただけるんですって。抹茶をつかった料理やスイーツは沢山あるけれど、玉露は珍しいですよね。

 

f:id:kyotoside_writer:20191108193458j:plain広々とした店内で、どの席からも宇治川を眺めることができます。贅沢だなあ。

 

f:id:kyotoside_writer:20191108193514j:plain本日、注文したのは「玉露鯛茶漬け」2700円。豪華~♪ 食前酒変わりの水出し玉露、玉露塩をつけていただく玉露の天ぷら、季節の炊き合わせ、鯛茶漬けという、まさに玉露尽くしのメニューです。茶葉は宇治工房限定商品の「宇治の朝 玉露」を使用しています。

 

f:id:kyotoside_writer:20191108193530j:plain鯛茶漬けは好みで玉露塩をかけ、上から濃い目に入れた玉露をかけていただきます。甘めに炊いた鯛と玉露のほろ苦さの相性がバッチリ。

 

f:id:kyotoside_writer:20191108193544j:plainまた、寒空で冷えた身体を温めてくれるのが「玉露しるこ」850円。白あんのお汁粉に白玉、ぶぶあられ、玉露の葉がのせられ、好みで玉露ソースをかけていただきます。優しい甘さのお汁粉と、ぶぶあられの塩味、玉露ソースのほろ苦さがたまりません。ちょっぴり大人の味です。

 

f:id:kyotoside_writer:20191108193558j:plainそれから見た目もカワイイのが「玉露フルーツソーダ」700円。ソーダの中には水出し玉露で作った氷に小豆とたっぷりのフルーツ。これだけでも美味しいのですが、右の水出しの雁金玉露をプラスすると、あら不思議。まったく違う味のドリンクに早変わり! 味の変化も楽しめて二度おいしい~。

観光地にありながら景色も雰囲気もよく、誰と訪れてもゆっくり楽しめるのでとってもおすすめですよ。

 

■■INFORMARION■■

福寿園宇治茶工房
住所:京都府宇治市宇治山田10
電話:0774-20-1100
営業時間 10:00~17:00
休館日  月曜日(祝日の場合は翌日) 

玉露亭
営業時間:11:00~17:00(L.O.16:30)
定休日:不定休 

体験
体験茶亭二十帖 抹茶1000円、玉露1000円、煎茶800円
その他の体験値段、申し込み方法など詳しくはHPを。

 

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