京都府内には嵐山や円山公園など全国的にも有名なお花見スポットから、地元民から愛される穴場のお花見スポットまでたくさんあります。
今回は春の訪れを感じさせてくれるとっておきの行楽弁当をご紹介。いずれも京料理のエッセンスを盛り込んだ、見目麗しいお弁当の数々です。今年の春はお気に入りのお弁当をおともにお花見へ出かけませんか♪
記事中の価格はすべて税込み表記です。情報は2024年3月時点のものです。
亀岡の野菜が主役の目にも美しいお花見弁当
【亀岡市】京料理 松正「竹籠花見弁当」
画像提供：京料理 松正
京都市から電車で20分、京都の奥座敷・亀岡市は大自然が織りなす風光明媚なまち。「京都の台所」として知られており、亀岡盆地ならではの深い霧と肥沃な土壌が京野菜をより一層美味しくするんだとか。
松正は創業88年を数える京料理店です。京都市中京区にて創業し、その後亀岡市に移り亀岡の野菜が主役の京料理を4代目店主の小笹正義さんが継承。店主自ら仕入れた旬の食材を熟練の技で、素材の個性を最大限に活かした京料理に仕上げます。
同店で3月20日〜4月20日の期間限定で販売するのが「竹籠花見弁当」（4320円）。若竹煮、蕗のとう田楽、タラの芽とこごみの天ぷら、筍木の芽和え、諸子山椒煮、一寸豆甘煮など、彩り豊かに盛り合わせています。
【弁当の予約受付】
注文は受取日の2日前までに電話予約のみ。受取は当日店頭にて。
※竹籠花見弁当の販売期間は3月20日〜4月20日
京料理 松正
京都府亀岡市篠町篠上北裏９１−１
0771-24-0567
11:00～14:00 17:00～19:30(LO)
水曜定休
地元愛あふれる店主が考案した歴史ロマン感じるお弁当
【南丹市】津多屋 「お花見小出弁当」
画像提供：津多屋
明治時代につくられた日本最後のお城、園部城のお膝元にお店を構えて約70年。南丹市の津多屋は、会席料理や折詰弁当を提供する日本料理店です。また同店1Fで、6月から9月末まで夏季限定で、わらび餅やかき氷などのスイーツを提供する「笑日餅café」も人気。
「タイムスリップして小出さんにお花見弁当を届けたい。」店主柴田さんのそんな想いから誕生したのがこちらの「お花見小出弁当」（1800円）。丁寧に引いた出汁の旨みを味わえる出汁巻きのほか、四季折々の京丹波の食材を使った揚げ物、焼き物、炊き合わせなど計７品が盛り込まれています。お弁当の名前になっている「小出さん」とは、元和５（1619）年の園部藩立藩から廃藩まで10代にわたり約250年間、藩主をつとめた小出氏のこと。初代藩主は小出吉親（こいでよしちか）。園部の礎を築いた一族として地元の人々から親しまれているんですよ^^
【弁当の予約受付】
注文は受取日の2日前までに電話・公式LINE・Instagramのいずれかの方法で。受取は当日店頭にて。
※お花見小出弁当の販売期間は3月10日～4月14日頃
■■INFORMATION■■
京都府南丹市園部町若松町62-7
0771-62-0508
11:30～14:30、17:00～22:00
不定休（夏季営業期間6月～９月のみ月曜）
インスタグラム：tsutayanantan508
公式LINE： https://lin.ee/1nRQlrukG
春は名産地ならではの「竹の子料理」もお楽しみに
【長岡京市】京料理 いっぷく亭「折詰弁当」
画像提供：京料理 いっぷく亭
春は桜や青もみじが美しい光明寺の門前にお店を構える創業55年の「京料理 いっぷく亭」。2021年1月にリニューアルオープンしました。
料理長の成田さんが手掛ける繊細な季節の懐石料理が評判です。特に春は白子竹の子料理が人気で、毎年全国からその味を求めてお客さんが訪れます。お花見弁当におすすめは「折詰弁当」（4800～7000円、写真は4800円の商品）。濃厚なゴマの風味が絶品の名物の胡麻豆腐は必ず盛り込み、春は白子（しろこ）竹の子、夏は鱧・・・というように京都の四季を味覚で楽しめるお弁当です。ちなみに、名産の白子竹の子とは、京たけのこの別名。色の白さや、刺身にできるほどのやわらかさが自慢で、甘みのある独特の風味を併せ持つ最高級品なんですよ。そのほかの献立は取肴、煮物、揚物、造里、黒毛和牛しぐれ煮、デザート、御飯（別容器）。お値段によって一部、内容が変わります。
【弁当の予約受付】
注文は前日の午前中までに電話予約のみ。受取は当日店頭にて。
※折詰弁当の販売期間は通年。季節によって内容が異なります
■■INFORMATION■■
京料理 いっぷく亭
075-954-7777
京都府長岡京市粟生川久保３
11:30～13:30、17:00～20:00 ※完全予約制
火・水曜定休
姫タンスのように愛らしい２段のお弁当箱も嬉しい
【宇治市】花萬「京手箱」「千本桜」
画像提供：花萬
宇治を中心に京料理を仕出しやお弁当、ケータリングで提供する「花萬」。また、東大寺のお水取りでは修二会の精進料理も長年に渡り担当しています。職人が厳選して仕入れた鮮魚や京野菜を使用し、一貫した手作りにこだわります。種類豊富なお弁当の中でも「京手箱」（上写真）や「千本桜」（下写真）はお花見弁当としておすすめ。いずれにも 色鮮やかな錦糸に具材をあしらったちらし寿司が盛り込まれていて、お花見シーンをより一層に華やかに。
「京手箱」（2590円）は雅やかな2段重ねのお弁当箱に料理が盛り込まれています。歌舞伎の観劇弁当としても大好評だった「千本桜」（3140円）は十二仕切りのお弁当で、花萬の自慢の味を少しずつ味わえるのが嬉しいポイントです♪
画像提供：花萬
【弁当の予約受付】
注文は受取日の前日15時までに電話・FAXのいずれかの方法で。受取は当日店頭にて。詳しくは電話でお問い合わせください。
※弁当の販売期間は通年。季節によって内容が異なります
※土日祝はオーダーストップとなることが多々あります。お早めにご予約ください
■■INFORMATION■■
花萬
京都府宇治市広野町尖山4-39
0774-46-1577
10:00-17:00(電話受付時間)
無休
まるで和菓子！可愛らしいつまみ寿しに感激
【京都市】花梓侘（かしわい）「つまみ寿し」
画像提供：花梓侘
創業から40年、京都で和食器を取り扱う器店セゾン・ド・ジャポンを発祥とする料理店「花梓侘（かしわい）」。「和菓子のようなお寿司で折の蓋を開けた時の感動をお届けしたい」との思いから誕生したのがこちらのつまみ寿し（上写真）。赤酢を使用したやさしい甘さのシャリに、漬けまぐろや昆布〆鯛のほか、生湯葉や生麩、筍など京都ならではの素材を使った一口サイズのお寿司です。京都らしさと可愛らしさが相まって観光客の間でも大人気。「つまみ寿し」15貫（3630円）を一人前の目安とし、小食の方には10貫（2640円）がおすすめです。
画像提供：花梓侘
上の写真、きらめく宝石に見立てた見目麗しい「福寄せちらし」（2～５人前4320円）は、たまご焼き、焼き穴子、ヅケまぐろ、車海老、〆小鯛、いくら、生麩、椎茸、干瓢と、具材がたっぷり。贅沢な気分に浸ることができます。
【弁当の予約受付】
注文は受取日の前日までに電話もしくは来店で予約。受取は当日店頭にて。
※お取り寄せについては、オンラインショップから注文受付。（注文日から2～7日以内に到着予定）
※販売期間は通年。季節によって内容が異なります
■■INFORMATION■■
花梓侘（かしわい）
京都府京都市北区小山下内河原町3-3
075-491-7056
9:00～17:00
水曜、第2・4火曜定休
