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文化庁の京都移転元年! 京都の地域をつなぐアート最前線『KYOTOHOOP』

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画像提供:京都府(文化芸術課)

みなさん、『KYOTOHOOP』というWEBサイトをご存知でしょうか?
実はこちら、京都府が昨年開設した文化芸術情報サイトなんです。このサイト、ちょっと面白い作りになっていて、地域で行われているアート活動をいろんな角度の視点から“輪”を巡るように楽しむことができるのです!
そしてサイトのキーパーソンとなるのが、京都の4つのエリアに配置された“地域アートマネージャー”と呼ばれる方々。今回は地域アートマネージャーと『KYOTOHOOP』についてご紹介します!

“地域アートマネージャー”ってどんな人?

画像提供:京都府(文化芸術課)/(左)丹後地域:甲斐少夜子さん 中央)中丹地域:朝重龍太さん 右)山城地域:西尾晶子さん ※南丹地域アートマネジャーは令和5年度新規採用予定

地域アートマネージャーは、2017年から丹後・中丹・南丹・山城地域の4エリアに順次配置された「文化芸術活動」に関する支援と企画のスペシャリストです。
たくさんのアーティストが活動している京都府は、南北に長い地形をしていることから地域ごとに様々な文化や人が根ざしています。そんな地域ならではの土地の特色や、そこに住まう人々、そしてアーティストを結びつけることが、地域アートマネージャーの役割なのです。
アートを通じて地域文化を大切にしながら新しい文化を生み続けることを目指し、異なる役割を持ったたくさんの人たちが輪のように繋がっていき、各地域の特色が活きる地域社会を作っていく支援をされています。

画像提供:京都府(文化芸術課)/2021年より丹後地域で伴走支援を行っている「三津の灯台アートプロジェクト」での活動の様子

具体的には、こんな活動をしているそうです。

⚫︎地域の文化芸術の実態調査およびネットワークの形成
⚫︎地域住民や文化芸術団体、自治体等からの相談対応
⚫︎地域発のプロジェクトの伴走支援
⚫︎地域プログラムの企画立案・実施 など

アートって日常に馴染みのない言葉やニュアンスがあるので、アーティスト(クリエイター)や鑑賞者(府民)、地域の視点で同じイメージを共有するのは結構大変そうですよね。だからこそ、この3つの関係を繋いでいく地域アートマネージャーの存在が重要なのだとか!

画像提供:京都府(文化芸術課)/中丹地域で行った地域プログラム(研修イベント)『地域文化における協働の可能性 ~文化インフラの形成について~』の様子

地域アートマネージャーは、さまざまなプロジェクトにおいてアートマネジメントやキュレーター(=博物館・美術館などで資料の整理・管理・研究のほか展示会の企画や運営を行なう専門職)といった専門的な活動実績を持ったアートの世界のプロフェッショナルです。
そんなスキルに加え、地域の方々とコミュニケーションをとりながら、その土地の魅力や課題を調査しているので 「アートと地域がこう交われば面白い」という柔らかな発想をもって、アートの世界に馴染みが薄い人にもわかりやすく情報を共有しながら「アート×地域」の舞台を作り上げていくことができるのだそうです。

地域アートマネージャーが企画する「地域プログラム」とは?

画像提供:京都府(文化芸術課)/《未開地のアフォーダンス(Nantan Remix Ver.)》Yukawa-Nakayasu(『Nantan Remix 2022』、南丹市八木町、撮影:Yukawa-Nakayasu)

そんなアートのプロフェッショナルが企画する「地域プログラム」は、単純な鑑賞にとどまらない一味違った企画として、現在じわじわと注目を集めています。
例えば昨年、南丹市の八木町で開催された『Nantan Remix 2022』では、「地域とアート」が交わる意義や可能性、問題点について、地域の人々とアーティストが共に考えるというイベントが開催されました。

画像提供:京都府(文化芸術課)/フィリピン在住のアーティストと、南丹市八木町住民、『Nantan Remix 2022』出展アーティストで行われた、新たなアートプロジェクトを構想するタウンミーティングの様子

イベント中は美術展覧会、アーティストトーク、タウンミーティング、ラウンドテーブル・ディスカッションの4つのプログラムが行われ、「架空の国際芸術祭を実施するとしたらどんな面白い企画が立てられるか」といったトークや、参加アーティストによる地域とアートの関わりについてのディスカッションなどが行われました。

画像提供:京都府(文化芸術課)/ピアニストの鈴木潤さん、チェリストの北口大輔さんが出演

また、精華町ではクラシックからボサノバまで多彩なプログラムと共に、音楽ワークショップも体験できるコンサート『チェロ&ピアノで贈る参加型コンサート ~コンサートホールの“音”をもっと楽しもう!~』が開催。

画像提供:京都府(文化芸術課)/宇治市文化会館(宇治市)、文化パルク城陽(城陽市)、京都府立けいはんなホール(相楽郡精華町)から各施設の企画担当者が参加して行われたトークディスカッションの様子

このプログラムは、コンサートホールの企画担当者等を対象とした研修イベント『リアルのコンサートホールで何ができる?~コンサートホールで次世代の聴衆を育てる~』の第1部として実施されたもので、第2部では、「コンサートホールで次世代の聴衆を育てる」をテーマにしたトーク&ディスカッションなど、学生や地域で文化芸術活動に携わる人たちも参加して、多くの意見交換が行われました。

「地域プログラム」は鑑賞を楽しむだけではなく、地域にどんな宝があるかという地域文化資源にも着目し設計されているため、複数の地域で行われるプログラムに参加することにより、さまざまな角度からアートに触れることができるのが魅力です。
その一つの要素として、地域アートマネージャーは開催したプログラムや、各地域の「ヒト」や「場所」を取材し、KYOTOHOOP内で順次公開しています。

京都の新しい文化芸術発信サイト『KYOTOHOOP』をチェック!

画像提供:京都府(文化芸術課)

『KYOTOHOOP』では各地域で行われているイベント情報や取材レポート記事のほか、TOPページでは文化芸術に関わる人や場所が地図上にマッピングして紹介されているので、身近な地域の創造的なヒト・場所・コトを発見することができます。

画像提供:京都府(文化芸術課)

ピンをクリックすると施設や作家の名前と写真、SNSやホームページ情報が見られるほか、サイト内の各ページにあるタグリンクをクリックすると、関連情報がまとめられたページに移動することができます。

例えば、ギャラリースペースを探したいアーティストや、ワークショップを受託してくれるアーティストを探したい主催者など、一つのキーワードを軸に関連情報が次々と輪を巡るように設計されているので、地域で新しい文化芸術の企画をしたい人や、その輪に参加したい人たちが繋がっていくためのデータベースとしても活用することもできますよ。

画像提供:京都府(文化芸術課)/KYOTOHOOPサイクル

ちょっと『KYOTOHOOP』をのぞいてみたくなりませんか? まずはサイト内を巡って、あなたの興味をくすぐるものを探してみてくださいね♪

◾️◾️INFORMATION◾️◾️

KYOTOHOOP(キョウトフープ)
https://kyotohoop.jp
問い合わせ:京都:Re-Search実行委員会(事務局|京都府文化生活部文化芸術課)
TEL:075-414-4279

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