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今、ハトの御朱印で話題の石清水八幡宮へ行ってみた〈8/10はハトの日〉

山の日の前日、8月10日は“ハトの日”ってみなさんご存知ですか?ハトの日”にちなんで八幡さんをご紹介します。どうして“ハトの日”に八幡さんかって?実は八幡大神のお使いはハトなんです!神様のお使いは動物の姿を借りて現れます。稲荷大社はキツネ、春日大社のシカ…。

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京都の八幡さんといえばいろいろとありますが、男山に鎮座する京都で一番有名な石清水八幡宮。

石清水と書いて「いわしみず」と読み、神社創建前に霊水「石清水」が湧き出ていたことが名の由来です。石清水八幡宮は今から1150年前の平安時代、平安京を守る神様として、八幡宮の総本社である九州・宇佐八幡宮から八幡大神を勧請(かんじょう)し、この地にお祀りしたことに始まります。

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いろいろと見どころはありますが、早速、ハトの写真からご覧いただきましょう。ハトのくちばしをよーくご覧ください。仏教と結びつきが強い神社だったことから、仁王像の阿形と吽形のようにハトのくちばしが、“阿吽(あうん)”になっているんです♪そしてこの双鳩(二匹のハト)、八幡さんの「八」に見えますね。これにちなみ、今、大注目されている人気の御朱印があります!それがこちら。神主の児玉亮さんに書いていただきました。

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石清水八幡宮の一の鳥居に掲げられている松花堂昭乗が書写した扁額(へんがく)にちなみ、神職たちの遊び心から始まったという通称“鳩の御朱印”(300円)。「八」が双鳩になっている珍しい御朱印です。授与所で「鳩の御朱印お願いします」といえばOK。

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「昔は知る人ぞ知る御朱印だったんですが、今、御朱印ブームとあって、神職みんな書けるようにしっかり練習しました」と児玉さん。書き手により若干異なる双鳩のデザインもお楽しみポイント。児玉さんの見事な筆運び、KYOTOSIDEのFacebook動画で見ることができます。

乙女心くすぐるキュートな授与品たち

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授与所では、ハトがモチーフの愛らしい授与品がずらりスタンバイ。おすすめをピックアップ★巫女さんも可愛い~。

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#鳩ストラップ(300円)

※上の集合写真右2つ

竹のぬくもりを感じる竹製のストラップ。

#鳩鈴守(1000円)

※上の集合写真中2つ

厄除開運、交通安全のご利益がある鈴が入ったお守り。

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#鳩みくじ(500円)

よく見ると双鳩が「八」にきれいに並んでいます。カップルでひいてみよう♡

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#鳩扇子(1500円)

厄除けのご利益がある八幡御神矢をくわえたハトの風流な扇子で涼をとって残暑を乗り切りましょう。

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#鳩手ぬぐい(1000円)

石清水八幡宮が鎮座する男山の竹とハトがあしらわれたオシャレな手染め手ぬぐい。額に入れて飾っても◎

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#石清水八幡宮オリジナルマスキングテープ(各300円)

石清水八幡宮限定!ポップながらも味わいのあるデザインが魅力。

 

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#御神酒 橘(1000円)

石清水八幡宮の御神紋にもなっている橘。本殿に植わる2本の橘から収穫された実を3年間熟成させた芳醇なリキュールは、城陽酒造が手掛けた本格派。瀟洒なラベルが目を引きます。

まるで龍宮城!!乙姫様の気分

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ハト以外にも歴史ある大社なので見どころ多数!まずは昨年2016年国宝に指定された御本殿・幣殿(へいでん)・舞殿(ぶでん)の約150点にも及ぶ彫刻がユニーク!石清水八幡宮の神様である“八幡大神”は、もともと九州・宇佐神宮の神様で“海の神様”だったことから、海を思い出してもらえるように龍宮城を模した極彩色の社殿に。平成16年から8年の歳月をかけて色の塗りなおしが行われました。創建当時にタイムスリップしたかのような感動が味わえます!

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本殿拝観は1日2回11時~、14時~解説付き。(1/1~2/3の正月期間を除く)料金は大人1000円。(写真撮影は禁止)

神様に喜んでもらいたい!

左甚五郎の職人魂をご覧あれ!!

日本人に馴染み深い動物と、まだ日本人が見たことなかった動物を左甚五郎(ひだりじんごろう)一派がどのように表現したのか興味深いところ。再現度を★で勝手に評価してみました!

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ん!?なんだか視線を感じます。(私たちの目線から見ると↑のような感じ)

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【再現度 ★★★★★】

日光東照宮の彫刻も手掛けた超一流の彫刻職人である左甚五郎(ひだりじんごろう)作と伝わる「目貫(めぬ)きの猿」。琵琶の木の実を食べる姿は、サルカニ合戦のサルを彷彿とさせるやんちゃな顔つき。このサル、あまりにもリアルな出来ばえだったので命が宿り、夜な夜なここから抜け出し里へ出ては畑で悪さを繰り返していたそう。このサルが抜け出さないように右目に釘を打ちつけた逸話が名の由来にもなっています。かわいそうなサル…。(泣)釘が刺さった右目は必見です!

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【再現度 ★★★★★】

シカとモミジ。花札で馴染み深い組み合わせ。左側のシカと木の幹が同じような角度で反りかえらせ躍動感を演出しているそう。彫刻ながら生きているようです。

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【再現度 ★★★★】

祇園祭の蟷螂(とうろう)山でお馴染み、カマキリの彫刻!両肘を鎌のごとく振り上げるカマキリと武士がリンクすることから武家に人気のモチーフだったそう。

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【再現度 ★★★】

リスとブドウ。リスはお腹がいっぱいになると尻尾で身を覆うと伝えられていたので、妖怪チックなしっぽに!たくさん実がなるブドウは子孫繁栄を意味します。

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【再現度 ★★★】

一頭だけ将軍家にゾウが献上されていましたが、一般人は見ることができなかった江戸時代。職人たちが文献を頼りに作ったゾウ。足の裏がどうなっているのかまではわからなかったみたいで、「ネコのような肉球がついているところがおもしろいですよね」と児玉さん。本殿西側外観なので、写真撮影可。

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あれ?これまた不思議・・・なんだろう?ちょっと拡大してみましょう。

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【再現度 ★】

ゾウに続き、こちらも児玉さんのお気に入り。甲羅があるので河童?いえいえ、違います。実はサイ!!江戸時代、日本にサイはもちろんいません。職人たち、サイの鼻には角があって皮膚が固いということはだけは知っていたそう。「皮膚が固い=亀の甲羅じゃないか」となり、架空動物っぽいサイが完成。本殿西側外観なので、写真撮影可。

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そのほか見逃し注意!の目を楽しませてくれる魅力的な彫刻をご紹介。上段左から時計回りに、長春花(ちょうしゅんか)という日本のバラ。トゲが再現できず南国のフルーツみたいな。虫の彫刻のなかではかなり珍しいという青いチョウ。前へ前へと飛ぶので縁起が良いそう。最後は木についている模様。「一見、虫なのかな?と思うけど、実はコケです」と児玉さんが教えてくれました。

国宝に指定された社殿と

戦国武将のエピソード

武運長久の神として源氏や平家らの武士から崇敬されたことにより、日本各地にたくさん八幡神社がつくられました。時代は下がって尊氏・信長・秀吉・家康などの名だたる戦国武将が修復や再建にも尽力しました。

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エピソード①
平清盛ゆかりの美しき回廊

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この回廊は石清水八幡宮の臨時大祭で、12歳の平清盛が神楽奉納の舞人をした際、出演者の控室に使われた場所。柱が多い理由は間仕切りを付けて個室の控室としたから。また当時四角い柱が主流でしたが、舞人の高価な衣装が痛まないようにという心遣いで丸柱になったそう。平家物語では清盛は悪人のイメージですが、意外にも本当は気遣いのできるやさしい性格だった?!ことが想像できますね。

エピソード②
極彩色の社殿に映える金色の雨樋

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織田信長が天正7年(1579)に石清水八幡宮の木製の樋が痛んでいることを知り、黄金の雨樋を寄進し現社殿の最初の修理を行いました。大きな屋根が2つ連なる間に雨樋を設置。長さ21.7m、幅54cm、深さ21cm、厚み3㎝。屋根の大きさに応じてこのような大きなになった雨樋。派手好きな信長らしいですが、永遠に使えるようにという理由もあるそう。

エピソード③
こっそりと家光が入れた“隠し紋“

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家光が再建した本殿の驚くべき最大のポイント!社殿には実にさまざまな御紋が意匠としてちりばめられているなか、再建したのにも関わらず徳川家の家紋が見当たらない・・・。なんと!参詣者からは絶対に見えないところにポンと1つ“隠し紋”が。それは「神様の真正面に位置し、神様から一番見えるところ」にありました…。(汗)なんと、したたか!!徳川家あっぱれです。

石清水八幡宮がもう1つあった?!

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ぜひとも立ち寄っていただきたいスポットをご紹介します。

石清水八幡宮のある八幡市から川を挟んで対岸に位置するのは大山崎町。ここに国家鎮護のために創建された、もうひとつの石清水八幡宮がありました。(石清水八幡宮から離宮八幡宮まで直線距離で約2.5㎞)

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【地図データ:Google】

社伝によると平安時代、清和天皇の勅令により九州・宇佐八幡宮から分霊され、貞観元年(859)石清水八幡宮をこの地に創建。ここが石清水八幡宮の元社だったと伝わります。嵯峨天皇の離宮地だったことから、現在は離宮八幡宮と呼ばれています。

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こちらは徳川3代将軍・家光が行った「寛永の造営」時の境内図。立派な堂宇が立ち並びます。

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かつて室町時代から幕末まで離宮八幡宮は、現在の京都府長岡京市円明寺から大阪府島本町の水無瀬川までの広大な神領を誇っていました。

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しかし幕末の“禁門の変”では、長州藩の屯所だったことから兵火で焼失。その後、明治に入り神領の大半が東海道本線開通のための用地となり、現在の姿になりました。拝殿でお詣りしたあとは、神社のみどころをチェックしましょう!

みどころ①石清水

ルーツとなる石清水が境内に残っています。

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みどころ②石灯籠

「石清水八幡宮」と刻まれた石灯籠や「双鳩(そうきゅう)」の意匠も見られます。

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みどころ④油祖像

荏胡麻(えごま)油発祥の地。室町時代、油座(あぶらざ)は大変栄えて荏胡麻油の専売を行っていました。授与所では荏胡麻油や油断大敵御守などの授与品を販売。

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■■■INFORMATION■■■

石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)

京都府八幡市八幡高坊30

075-981-3001

6:00開門~18:00閉門(季節によって変更有)

本殿拝観は1日2回11時~、14時~解説付き。(1/1~2/3の正月期間を除く)

料金は大人1000円。(写真撮影は禁止)

Pあり

アクセス

電車:京阪八幡市駅から男山ケーブルに乗り換え、下車徒歩約10分

車:名神、京都縦貫道、京治バイパス大山崎ICから約15分

http://www.iwashimizu.or.jp/top.php

 

■■■INFORMATION■■■

離宮八幡宮(りきゅうはちまんぐう)

075-956-0218

京都府乙訓郡大山崎町大山崎西谷21−1

6:00開門~17:00閉門

※お守りの授与は9:00~17:00

Pあり

http:// http://rikyuhachiman.org/

 

さかもとみえ

さかもとみえ

動物たちの彫刻がたくさんあったので動物園に行った気分になりました♪なのでタイトルを「iwashimizoo」とかにしてみたくなったり(笑)石清水八幡宮のお詣りのあとは、門前にある「石翠亭」の絶品!冷たい厄除け甘酒や、「やわた走井餅老舗」の走井餅や鳩もなかの門前グルメを楽しみましょう。

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