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青い空と海を眺める旅―丹後半島絶景ドライブ!

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f:id:kyotoside_writer:20210824181634j:plain海の京都、丹後半島。その北側は「山陰海岸ジオパーク」として認定された地質遺産が残る美しい海岸線が続きます。白砂の「琴引浜」からヨーロッパの教会のような「経ヶ岬灯台」まで、絶景スポットをめぐるドライブ旅……お出かけが難しい今は、記事と画像で旅行気分をお楽しみください。

 【新型コロナウイルスの感染拡大防止対策にご協力お願いします!】
・基本的な感染予防対策(マスクの着用・手洗い・身体的距離の確保など)を徹底してください。
・屋外の活動も慎重にしてください。
・発熱等の症状(発熱、咳、のどの痛み、息苦しさなどの症状)がある場合は、外出を控えてください。 

「山陰海岸ジオパーク」とは

f:id:kyotoside_writer:20210824181701j:plain旅のはじめに「山陰海岸ジオパーク」について簡単に解説しますね。
ユネスコ世界ジオパーク(※)にも認定された、京都府京丹後市の経ヶ岬から鳥取県鳥取市の白兎海岸まで、京都・兵庫・鳥取の3府県にまたがる東西約110kmの広大なジオパークです。
日本列島がユーラシア大陸の一部だった時代から、現在に至るまでの経過を確認できる貴重な地質や地形が数多く残っており、天然の「地形・地質の博物館」と呼ばれています。

※現在、世界で44か国・169のユネスコ世界ジオパークが認定(2021年4月現在)。 日本からは、9地域(洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸、室戸、隠岐、阿蘇、アポイ岳、伊豆半島)が登録されている。

1.キュッキュッと鳴る白い砂浜の「琴引浜」へ

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今回は宮津市の天橋立駅前でレンタカーを借りてドライブスタート。まず、最初の目的地は鳴き砂で知られる「琴引き浜」です。安全運転で出発〜!

京都縦貫自動車道の京丹後大宮ICでから丹後半島の北側の付け根へ向かって走ること約30分。国道178号線から「琴引浜」の案内板をたよりに旅館が点在する細い道を抜けて行った先に広がる白い砂浜が「琴引浜」です。
右を見ても左を見ても真っ白! 約1.8㎞にもわたり、この美しい海岸が続いています。そして砂浜を歩くと砂がキュッキュと鳴るんです。楽しい~! 砂が鳴くことから“鳴き砂”と呼ばれています。

★立ち寄りスポット「三津の灯台珈琲」でコーヒーブレイク

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天橋立からずっと運転をしてきたのでコーヒーが飲みたくなってきました。そこで琴引浜から車で5分ほど行った三津漁港にある「三津の灯台珈琲」へ。こちらはコーヒーを片手に岩場にある灯台まで散策できます。先程の白砂の海岸から一転、ダイナミックな岩に目を奪われます。これが「山陰海岸ジオパーク」の醍醐味なのですね! 素晴らしい景色を見て、美味しいコーヒーをいただいたところで、再び出発! 

潮風を感じたい! 京都の海が見えるカフェへ

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f:id:kyotoside_writer:20210824182146j:plain車はさらに国道178号線を丹後半島の先端に向かって進みます。左側はずっと海で素晴らしい景色が続きます。途中、いくつか休憩スポットがあるので車を停めて眺めることができますよ。

★立ち寄りスポット「間人テラス My Sunshin」でピザランチ

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さて、ちょっと早いですが、SNS映えすると人気の「間人テラス My Sunshin」でランチをいただきます。
お目当ては、目の前の海で獲れたプリプリのイカやエビ、地元名産のサバのヘシコ(サバの糠漬け)、宮津市の竹中罐詰のオイルサーデンをトッピングした海の香りが堪能できる「シーフードB ピザ」。海を眺めながら、美味しいピザがいただけるなんて最高~。
テイクアウトもできるので、途中で車を停めて海を眺めながらピクニック気分でランチを食べるのも素敵ですね。

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スポット2 海の中に巨大な岩がそびえ立つ「立岩」

f:id:kyotoside_writer:20210824182555j:plainお腹が満たされたところで、今回楽しみにしていたスポットの一つ「立岩(たていわ)」へ。先程まで岩場の海岸が続いてましたが、再び真っ白な砂浜になりました。砂浜に降りると、視線の先に「立岩」が見え、テンションが上がります。

 

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直線的で荒々しい岩肌がダイナミック

「立岩」は高さ20mもある一枚岩。地下から噴出したマグマが冷えて固まり、その後の浸食により周囲の地層が削り取られ、こんな立派な岩ができたのだそうです。
この岩には不思議な伝説があり、聖徳太子の異母弟といわれる麻呂子親王が3匹の鬼を退治した時、見せしめのために1匹をこの大岩に封じ込めたのだとか。今でも強風、波の高い夜などは、鬼の泣声が聞こえるといわれています。 

★立ち寄りスポット「道の駅 てんきてんき丹後」で情報収集

f:id:kyotoside_writer:20210824182934j:plain起伏に富んだ景色を見ていたら、「山陰海岸ジオパーク」についてもう少し知りたくなってきました。
そこで「山陰海岸ジオパーク 京丹後市情報センター」がある「道の駅 てんきてんき丹後」へ。
こちらではジオパークなどの詳しい情報を収集することができるほか、フードコートやショップもあるので休憩がてら食事をしたり、お土産を買ったりすることもできます。

 

スポット3 神秘的&美しい岩石をお墓にした「大成古墳」

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高台にあるので立岩や海が一望

続いて訪れたのは6世紀後半から7世紀はじめ頃につくられた「大成(おおなる)古墳群」。
とにかく眺望がすばらしい! 200度ぐらい見渡せるではないでしょうか。

 

f:id:kyotoside_writer:20210824183037j:plainそして「群」とつくだけあり、ここには16以上もの古墳が集まっています。
石室のタイプは時代によって違うそうなので、興味がある方は比べてみてくださいね。きっと古代の人もこの景色に魅かれてお墓を作ったのかな~と思えるような素晴らしい景色でした。

大成古墳群については、こちらの記事の中でも紹介しています↓↓

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スポット4 海からそそり立つ「屏風岩」

f:id:kyotoside_writer:20210824183120j:plain「大成古墳群」からさらに5分ほど行ったところにあるのが「屏風岩」です。
道路沿いに展望台があり、車を止めてゆっくり岩を眺めることができます。
海から屏風のようにそそり立った「屏風岩」の高さは約13m。1500万年ほど前に堆積した火山灰などの地層にマグマが入り込んで固まった後、浸食などにより周囲の柔らかい岩石が削られてマグマの部分だけが残されました。ということは、あのような形にマグマが入り込んだということなんですね。なんだか太古のロマンを感じます……!

 

スポット5 リアス式海岸が連なる「丹後松島」

f:id:kyotoside_writer:20210824183249j:plain再び国道178号線を走り、長いトンネルを抜けるとビックリするような景色が広がりました。
ちょうど展望所があったので車を停めてしばし休憩。
ここは「丹後松島」と呼ばれる絶景スポット。海に浮かぶ岩と松の木の様子が日本三景のひとつ、松島に似ていることから名づけられました。リアス式の海岸の連なる風景が続き、朝日や夕日の絶景スポットにもなっています。

 

スポット6 丹後半島の先端に立つ、白亜の「経ケ岬灯台」

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「丹後松島」の美しい景色を眺めながら車を走らせ、丹後半島の最北端、経ケ岬(きょうがみさき)に到着しました~。
この岬には海抜148mの断崖に立つ「経ケ岬灯台」があり、撮影スポットとしても人気です。灯台が設置されたのは1898(明治31)年。安山岩を積み上げて作られたヨーロッパの教会のような美しい灯台が青い空と海によく映えます。

 

スポット7 「カマヤ海岸」

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ここからリアス式海岸のカマヤ海岸沿いに丹後半島を南下していきます。断崖絶壁の岩肌を縫うように道路が作られているのは左はすぐ海! 慎重に運転しながらも丹後半島の雄大な自然を感じずにはいられません!

★立ち寄り「蒲入ロードパーク」で絶景を眺める

f:id:kyotoside_writer:20210824183657j:plain神殿跡のようなオブジェがある「蒲入(かまにゅう)ロードパーク」で最後の休憩。

f:id:kyotoside_writer:20210824183659j:plainここから伊根町までは20分ほどなので、時間が許せば伊根町の舟屋群へ立ち寄るのもおすすめです。伊根町からゴールの天橋立までは道路が混んでいなければ30分ほどで到着しますよ。

丹後半島のドライブ旅、楽しんでいただけたでしょうか。朝8時に天橋立を出発し、途中、何度か休憩をしたり景色を眺めたりし、最後に伊根町でお茶をしてゴールの天橋立に到着したのが18時頃。丸一日かけて、丹後半島を満喫しました。
自然に囲まれた丹後半島は、夏だけでなく四季折々に素晴らしい景色を見せてくれます。再び旅が出来るタイミングがきた時は、ぜひ現地を訪れてみてくださいね。

 

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