「EXPO 2025 大阪・関西万博」が開催され、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、SDGsに向けたさまざまな最新テクノロジーが公開されていますね。
実は関西万博と同じ期間に「けいはんな万博2025」が行われているのをご存知でしょうか?
今回は京都発のけいはんな万博が、どのようなものかご紹介します!
※記事中の情報・金額はすべて2025年5月時点の表記です。
「けいはんな万博2025」とは?

画像提供:関西文化学術研究都市推進機構
「けいはんな万博2025」は「未来社会への貢献〜次世代への解〜」をテーマに、“誰もが幸せに楽しく暮らせる未来”を体験できるお祭りです。
期間中は先端技術や研究に触れられる多彩なイベントが開催され、その舞台となるのが、精華町・木津川市・京田辺市を含む、京都・大阪・奈良の3府県8市町からなる「けいはんな学研都市(関西文化学術研究都市)」。
このエリアには、多くの研究施設や大学施設、文化施設などがあり、世界の未来像についての多面的な研究が行われています。そんな日本を代表するサイエンスシティで、未来社会に繋がる最先端技術に触れることができるんですよ。
最先端技術を体験できるさまざまなイベント
けいはんな万博では、「ロボット&アバター・ICT(情報通信技術)」、「ウェルビーイング」、「スタートアップ」、「サイエンス&アート」の4つのテーマに注目したイベントが行われています。
【ロボット&アバター・ICT(情報通信技術)】アバターチャレンジ2025 ~アバター(遠隔操縦ロボット)によるパレード&競技会~

画像提供:けいはんな万博2025運営協議会
「アバターチャレンジ2025」は、けいはんなプラザの日時計前から、けいはんな記念公園の入口までの約900メートルの精華大通りを会場に、遠隔操作で動くロボットの“アバター”が活躍する、新しい形の競技会です。
イベントの幕開けを飾るのは、ブラスバンドとアバターたちによるオープニングパレード。その後は、アバターを操作して道ゆく人とじゃんけんをしたり、近くにある商業施設・ビエラタウンけいはんな内のマクドナルドでお買い物チャレンジをしたりと、さまざまな競技が展開され、人間とアバターの共生社会を体感することができますよ。
日時:5月25日 12:45~17:00
場所:精華大通り(精華町)
https://keihannaexpo.org/festival1/
【ウェルビーイング】ウェルビーイングフェス

画像提供:けいはんな万博2025運営協議会
ウェルビーイング(Well-being)とは、健康・食・環境・こころをキーワードに、全ての人々が幸福で充実した状態を表す言葉です。「ウェルビーイングフェス」では、健康・食・環境の最新技術の展示や、未来食や健康診断の体験会、茶道裏千家 千玄室大宗匠のシンポジウム、スクリーンに映し出されたメタバース空間でお茶席の雰囲気を楽しむ体験などが行われます。
多彩なプログラムを通じて、多角的な視点から未来社会の幸福を探ることができますよ。
日時:6月13日(金)〜6月15日(日)10:00~17:00
場所:けいはんなプラザ(精華町)
https://keihannaexpo.org/festival2/
【スタートアップ】スタートアップフェス

画像提供:けいはんな万博2025運営協議会
スマートシティの実現に向けた、先端技術の実証実験や社会実装の検証(PoC)が精力的に行われているけいはんな学研都市。
「スタートアップフェス」では国内外のスタートアップによる新技術のプレゼンや展示はじめ、関西企業とのビジネスマッチング、大学の企業支援パネルディスカッション、高校生によるサイエンス系のビジネスアイディアによるワークショプなどが行われます。
未来社会の新たなアイデアや技術が生まれる、貴重な瞬間に立ち会えるかも!
日時:7月25日(金) 10:00~17:00
場所:けいはんなプラザ(精華町)
https://keihannaexpo.org/festival3/
【サイエンス&アート】木津川アート2025・けいはんなR&Dフェア2025

画像提供:木津川アート(作家:林勇気《another world-vanishing point》(2022) クリエイティブセンター大阪での展示風景写真 撮影:麥生田兵吾)
「木津川アート2025」と「けいはんなR&Dフェア2025」は、科学と芸術が融合するアートイベントです。
9月27日から10月13日まで開催される「木津川アート2025」では、木津川市役所周辺とけいはんな精華・西木津地区の2エリアを舞台に、「とびら」をテーマにした現代アートが展開されます。今年は、けいはんな万博とのコラボレーションし、木津川市の文化や歴史をもとに、最先端のテクノロジーとアートが融合した作品を鑑賞することができます。
10月4日に開催される「けいはんなR&Dフェア2025」では、お子さんに大人気の最先端の研究成果を体験できる展示やワークショップ、研究者による講演などが予定されています。
また、10月2日と3日にはビジネスパーソンには必見の「京都スマートシティエキスポ2025」と「京都フードテックエキスポ2025」も開催されるので、詳細情報が発表されたら、ぜひチェックしてくださいね。
木津川アート2025
日時:9月27日(土)~10月13日(月・祝) 10:00~16:00
場所:木津川市役所周辺、けいはんな精華・西木津地区
https://kizugawa-art.com/
けいはんなR&Dフェア2025
日時:10月4日(土) 10:00~16:30
場所:けいはんなプラザ(精華町)
https://keihannaexpo.org/festival4/
京都スマートシティエキスポ2025・京都フードテックエキスポ2025
日時:10月2日(木)、3日(金) 10:00~17:00
場所:けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)(木津川市・精華町)
オープンラボ・テックツアー

画像提供:けいはんな万博2025運営協議会
けいはんな学研都市には、大学や企業の研究施設などが150を超える施設が集まっています。「オープンラボ・テックツアー」では普段は立ち入ることのできない、これらの研究施設が一般に公開されます。見学や体験を通じて、最先端の研究開発の魅力や可能性をリアルに感じることができる貴重な機会ですよ。
日時:5月23日(金)、24日(土)、6月13日(金)、14日(土)、8月7日(木)、8日(土)、10月2日(木)〜4日(土)
場所:各立地機関への訪問型を予定
https://keihannaexpo.org/open-tech/
けいはんな学研都市の見どころ

画像提供:右上)けいはんな記念公園
けいはんな学研都市は、最先端技術の研究開発拠点であると同時に、豊かな自然と歴史が息づく地域です。「アバターチャレンジ2025」の会場となる精華大通り沿いには、南山城地域の里山を再現した「けいはんな記念公園」や、日本最大級の蔵書数を誇る「国立国会図書館 関西館」があります。また、足を延ばせば、明治時代にわずか9年だけ運行した幻の「大仏(だいぶつ)鉄道」なども。さらに、店内に電車があるユニークなパン屋さんなど、魅力的なスポットが盛りだくさん!
「けいはんな万博2025」を訪れる際は、いろいろ巡って、地域の魅力も楽しんでくださいね。
「京田辺市・精華町」ってこんなところ▼
「木津川市」ってこんなところ▼
■■INFORMATION■■
けいはんな万博2025
開催期間:2025年4月13日(日)~10月13日(月・祝)
公式HP:https://keihannaexpo.org/