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【2022】秋の始まりを告げる紅蓮の花―京都府の彼岸花スポット―

今年のお彼岸は9月20日~26日。この時期に見頃を迎えるのが彼岸花(別名:曼珠沙華)です。
彼岸花は、秋のお彼岸に咲くことからその呼び名がつき、墓地や田んぼの畔に多く咲きます。スラリと高い茎に、放射線状に広がった花びらは思わず見入ってしまうほどの美しさ。近年では白い彼岸花のほか、黄色やピンクなどの花を咲かせるリコリス(ヒガンバナの園芸品種)も人気です。かわいらしい花とはまた違った、妖艶な魅力を持つ京都府の彼岸花スポットをご紹介します。

【新型コロナウイルスの感染拡大防止対策にご協力お願いします!】
・基本的な感染予防対策(マスクの着用・手洗い・身体的距離の確保など)を徹底してください。
・屋外の活動も慎重にしてください。
・発熱等の症状(発熱、咳、のどの痛み、息苦しさなどの症状)がある場合は、外出を控えてください。

防火・防災の神を祀る境内社を彩る

網野神社@京丹後市

見頃:9月中旬~下旬

京丹後市にある網野神社は、浦島伝説ゆかりの水江浦嶋子神(みずのえのうらしまこのかみ)をはじめ、日子坐王(ひこいますのみこ)、住吉大神(すみよしおおかみ)の三柱を祀る神社です。

こちらは境内社が5つあり、その中でも防火・防災の守護神「火産霊神(ほむすびのかみ)」を御祭神とする愛宕神社は、毎年夏に行われる例祭・マンドリ神事で有名。火に感謝を捧げるお祭りで、大きな火を回す様子は迫力満点です。
そんな愛宕神社周辺に彼岸花が咲きます。写真は愛宕神社へ続く階段沿い。赤い花にまぎれて白い彼岸花も見られますよ。

こちらは階段を上った先です。愛宕神社は小高い場所にあるので、見晴らしもばっちり。秋晴れの中、参拝と合わせて彼岸花のある風景を楽しんでくださいね。

■■立ち寄り情報■■
網野神社から車で5分ほどのところにある「喫茶ロペ」。昭和レトロな雰囲気を残すこちらでは、リンゴやバナナ、チェリーにパイナップルと、王道のフルーツがたっぷり乗ったフルーツパフェやメロンソーダなどがいただけます。参拝後のおやつにぴったり!
京丹後市のレトロな喫茶店を紹介した記事はこちら↓

■■INFORMATION■■
網野神社
京丹後市網野町網野789
電話:0772-72-0079
時間:境内自由
休み:無休
料金:無料
http://aminojinja.sakura.ne.jp/

色とりどりの彼岸花を見に行こう

けいはんな記念公園@精華町

見頃:9月中旬~下旬

精華町にある「けいはんな記念公園」では、現代版回遊式日本庭園「水景園」をはじめ、南山城地域らしい棚田景観や里山の風情を再現した「芝生広場」や「谷あい」、そして里山林であり散策も楽しめる「芽ぶきの森」の4つのエリアがあります。その中の水景園にある里棚田では、彼岸花が道に沿うように咲き、遠くから見ても赤い花が緑の中でよく映えます。

園内全体は南禅寺など京都の有名な社寺のお庭も手掛ける植彌加藤造園が管理・運営しており、シンプルながらも計算しつくされた景色が演出されています。

また、彼岸花より先に見頃を迎えるのが黄色や白の花を咲かせる「リコリス」。見た目は彼岸花にとても似ているのですが、さまざまな色があるのが特徴です。リコリスと彼岸花は見分けをつけるのが難しいのですが、花の形が微妙に違うのだとか。実はリコリスには種類がたくさんあって、そのなかの1つに彼岸花があるんですよ。

どこか懐かしい雰囲気が漂う里棚田で、秋の景色を満喫してみてください。

■■立ち寄り情報■■
けいはんな記念公園の目の前にあるのが「国立国会図書館関西館」。ここでは国内で発行されたすべての出版物が納本されており、所蔵数1400万点以上もあるのだとか!資料は閲覧のみですが、複写サービスもあるので、彼岸花についてもっと深く調べてみたい方におすすめです。
国立国会図書館関西館を取材した記事はこちら↓

■■INFORMATION■■
けいはんな記念公園
相楽郡精華町精華台6-1
電話:0774-93-1200
時間:9:00~17:00(16:30受付終了)
休み:年末年始(臨時休園あり)
料金:一般200円/小中学生100円*未就学児無料/60歳以上は証明書提示で無料
https://keihanna-park.net/

人気上昇中!神社境内を彩る隠れスポット

若宮八幡宮@八幡市

見頃:9月中旬~下旬

写真:八幡市役所秘書広報課

あたり一面に咲く彼岸花。いったいどこの楽園?と思ってしまいますが、ここは八幡市にある若宮八幡宮です。境内はこじんまりとしていて、普段は静かな雰囲気が漂いますが、彼岸花が見頃を迎えると見渡す限りの真っ赤な花に圧倒されます。境内にはシーソーやブランコなどの遊具が設置されているので、子ども連れで来ても楽しめますよ。

写真:八幡市役所秘書広報課

若宮八幡宮には駐車場はないので、参拝する際は公共交通機関をご利用ください。最寄りの駅は京阪「石清水八幡宮駅」で、そこから京阪バスに乗り継ぎ「野尻」下車すぐです。

■■立ち寄り情報■■
若宮八幡宮から車で約20分のところには、京都屈指の厄除け神社として名高い石清水八幡宮があります。標高142.5mの男山に立っているので、ミニ登山もおすすめ。八幡大神のお使いである鳩をモチーフとした「鳩みくじ」はキュートな見た目も相まって人気のおみくじです。
境内のいたるところに鳩!石清水八幡宮を取材した記事はこちら↓

■■INFORMATION■■
若宮八幡宮
八幡市野尻北ノ口5
電話:なし
料金:境内自由
※境内は自由に参拝できます。

段々畑を彩る秋の景色

スイセンとヒガンバナの丘@綾部市

見頃:9月初旬(10日頃)~中旬(20日頃)

綾部市の水源の里・市志(いちし)にある「スイセンとヒガンバナの丘」では、春にスイセンが、秋に彼岸花が周囲を彩ります。見頃になると、段々畑の斜面にたくさんの彼岸花が咲き、下から見上げる景色は見応えがあります。この丘は、過疎化・高齢化が進む市志集落の活性化を目指して2012年につくられたのだそう。
場所は市志公民館から約1㎞のところにあります(案内板あり)。彼岸花の咲く初秋の里山をお楽しみください。
※見学の際はマスクの着用や周りの方との距離を保ってお楽しみください。

■■立ち寄り情報■■
スイセンとヒガンバナの丘から車で約40分のところには、シャツやストッキングなどで有名なグンゼ株式会社が運営する企業ミュージアム「グンゼ博物苑」がありますよ。2019年には未来蔵がリニューアルされ、最先端のメディカル技術を体感できちゃいます。日常生活の身近なものが、実はグンゼが開発したものだったなんて!と発見の連続になること間違いなし。
グンゼ博物苑の記事はこちら↓

■■INFORMATION■■
スイセンとヒガンバナの丘
京都府綾部市五泉町宮ノ腰24(公民館)
電話:0773-42-9550(綾部市観光協会)
休み:無休
料金:無料

知る人ぞ知る花の名所で彼岸花ウォッチ

平野神社@京都市

見頃:9月中旬~下旬

桜のスポットとして有名な平野神社は、毎年多くのお花見客でにぎわいます。実はこちらは桜だけでなく、さまざまな花が見られる隠れた名所。彼岸花もそのひとつで、境内の南側にある桜苑を中心に、南門の周辺や神社の周りの道路など至る所で見られますよ。

そして、赤い彼岸花だけでなく白い彼岸花も多く咲くのだそう。赤く映える彼岸花もきれいですが、白い花を咲かせるとまた違った美しさで、なんとなく気持ちが引き締まりますね。また、よーく観察すると、うっすらとピンクがかった花もあるので探してみてください。境内には彼岸花のほかにもさまざまな花が咲いているので、一緒に楽しむのもおすすめです。

■■立ち寄り情報■■
平野神社から西へ15分ほど歩くと、金閣寺や仁和寺などが並ぶ「きぬかけの路」があります。そのきぬかけの路の道中には、2018年にリニューアルオープンした「京都府立堂本印象美術館」も。こちらでは日本画家・堂本印象が自らデザインした建築物をはじめ、日本画や彫刻、染色など多岐にわたる印象の作品が見られます。
堂本印象美術館の記事はこちら↓

■■INFORMATION■■
平野神社
京都府京都市北区平野宮本町1番地
電話:075-461-4450
時間:境内自由
休み:無休
料金:無料
https://www.hiranojinja.com/

秋の亀岡を彩る新名所!

曽我部町(ひがん花の里)@亀岡市

見頃:9月中旬〜9月下旬

亀岡市・曽我部町は、江戸時代中期に再建された京都府登録文化財・穴太寺(あなおじ)がある場所としても有名。このあたりでは、近年「ひがん花の里」として写真愛好家のみならず、たくさんの人が彼岸花を見に訪れます。9月中旬になると、田畑を囲うように彼岸花が咲き、稲刈り前の時期には、黄金色の稲穂と真紅の彼岸花が並んだ光景が見られます。

亀岡市で毎年実施される「亀岡市観光写真コンテスト」では、亀岡の観光をテーマにした写真が多数応募されています。KYOTO SIDEで掲載している受賞作品は、いずれも穴太寺の南側に広がる田んぼの畔で撮影されたものだとか。さらに、穴太寺付近では変種として白色の花を咲かせることがあるそうですよ。

■■立ち寄り情報■■
西国三十三所21番札所の「穴太寺」の本堂に祀られている釈迦如来涅槃像は、撫で仏としても知られていて、自分の病と同じところを撫でると病気平癒のご利益があるとされています。布団の中で安らかに眠る姿に心が洗われます。京都府の名勝に指定されている美しい庭園も見ものですよ!
穴太寺も紹介している珍しい仏像の記事はこちら↓

■■INFORMATION■■
所在地:亀岡市曽我部町穴太東ノ辻46
問合せ先:穴太寺
問合せ電話番号:0771-24-0809

彼岸花について
問い合わせ先:JR亀岡駅観光案内所
問い合わせ電話番号:0771-22-0691

京都随一の彼岸花スポットでお散歩

大原@京都市

見頃:9月中旬(9月20日前後)

京都市内から車で進むこと1時間。四方を山に囲まれた自然豊かな大原は、三千院や実光院などの観光名所が点在する里山です。そんな大原は、お彼岸の頃には美しい彼岸花が咲き乱れる関西屈指の名所でもあるんです。

彼岸花が見られる場所は主に国道367号線西側の土手。ファミリーマートの北側から西の田んぼ付近や、大原バス停の南側辺りに多く咲いていますよ。土手の斜面を染めるかのように咲く景色は壮観です。ほかにも田んぼの畦にも彼岸花が見られるので、お散歩しながら楽しんでみてください。

■■立ち寄り情報■■
『平家物語』ゆかりのお寺として有名な、尼寺「寂光院」は、京の三大漬物「しば漬」発祥のお寺としても知られています。また、毎週日曜、朝市を開催している「里の駅大原」も要チェックです。地元で獲れた旬のお野菜などが販売されています。

■■INFORMATION■■
所在地:京都市左京区大原周辺の田畑近辺
問合せ先:大原観光保勝会
問合せ電話番号:075-744-2148
http://kyoto-ohara-kankouhosyoukai.net

秋の散策と一緒に探してみて

京都府立植物園@京都市

見頃:9月中旬~下旬

京都市の花の名所「京都府立植物園」でも彼岸花が見られますよ。桜林や水車付近を中心に、園内のいたるところで見られます。

また、赤い彼岸花以外にも、白い彼岸花(シロバナマンジュシャゲ)や、彼岸花によく似た黄色い花を咲かせるショウキズイセンもあるのだそう。もちろん彼岸花のほかにもさまざまな植物があるので、じっくり散策しながら楽しんでくださいね。

■■立ち寄り情報■■
京都府立植物園から徒歩15分のところにある下鴨神社では、毎年中秋の名月の日(2022年は9月10日)に行われる「名月管絃祭」が人気。また、その日限定で授与される「幸運つき守り」もお見逃しなく~。
神秘的なご利益が期待できそうな月のお守り特集はこちら↓
https://www.kyotoside.jp/entry/20210920

■■INFORMATION■■
京都府立植物園
京都市左京区下鴨半木町
電話:075-701-0141
時間:9時〜17時(入園は16時まで)
休み:12月28日〜1月4日
料金:一般200円、高校生150円、中学生以下無料

番外編・花手水もお彼岸の装い

柳谷観音@長岡京市

平安時代より眼病平癒の祈願所として、天皇家や公家など高貴な方々から庶民まで眼病に悩む人々に信仰されてきた柳谷観音 楊谷寺(ようこくじ)。近年では花手水発祥のお寺としても人気ですよね。四季折々の装いを見せる花手水には、彼岸花バージョンも登場しますよ。

手水鉢いっぱいに彼岸花で埋め尽くされた様子は、惚れ惚れしつつも厳粛な雰囲気さえ感じられますね。この花手水は9月下旬に登場予定。リアルタイムの花手水の様子はHPやInstagramでお知らせされているので、チェックしてみてください。

■■立ち寄り情報■■
柳谷観音から車で10分ほど東へ行くと「サントリー〈天然水のビール工場〉 京都」があります。ここでは、長岡京市に流れる良質な天然水を使ったプレミアム・モルツの製造ラインを見学することができますよ。ツアーの最後にはプレモルを試飲できるので、ぜひタクシーで移動することをおすすめします。
京都府内の工場見学スポットを紹介した記事はこちら↓
https://www.kyotoside.jp/entry/20220708

■■INFORMATION■■
柳谷観音 楊谷寺
長岡京市浄土谷堂ノ谷2
電話:075-956-0017
時間:9:00〜17:00(16:30受付終了)
休み:無休
料金:通常期500円、ウィーク開催時700円(高校生以下無料)、上書院・寺宝庫800円
HP: https://yanagidani.jp/
Instagram: https://www.instagram.com/yanagidanikannon/

 

 

 

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