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【2025】京都のアジサイの名所14選〜人気スポットから穴場まで〜

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あじさいイメージ画像

梅雨の時期に見頃を迎えるアジサイは、万葉集にも詠まれるほど、古くから日本人に親しまれてきました。雨の日にもしっとりとした風情をまとい、凛と咲き誇る光景はこの季節ならではの美しさです。
今回は、人気スポットから穴場まで京都府内のアジサイの名所をご紹介します。色とりどりに咲くアジサイを訪ねて、梅雨の時期ならではのおでかけを楽しんでみませんか?
※記事中の情報はすべて2025年6月時点のものです。

花手水も見逃せない!眼病平癒の祈願所に咲き誇るアジサイの名所

【長岡京市】柳谷観音 楊谷寺

見頃:6月初旬~7月上旬・あじさいウィーク6月1日(日)〜30日(月)

柳谷観音 楊谷寺あじさい

画像提供:柳谷観音 楊谷寺

柳谷観音 楊谷寺(ようこくじ)は、平安時代より眼病平癒の祈願所として天皇家をはじめ公家や庶民に至るまで広く信仰を集めてきました。四季折々の花が美しいことでも知られていますが、特に6月になると境内には約30種、合計5,000株ものアジサイが咲き、境内の雰囲気や山の空気と相まって荘厳な雰囲気に包まれます。

花手水

画像提供:柳谷観音 楊谷寺

「あじさい回廊」や、花手水(写真の龍手水は7月~)など、アジサイの見どころがたくさんあります。植栽されたものから、きれいに飾られているものまで、アジサイの空間から目が離せません。

アンブレラスカイ

画像提供:柳谷観音 楊谷寺

あじさいウィークの期間中はフェリシモとの共催で「アンブレラスカイ」も開催されます。境内のアジサイと、透明傘に描かれた「紫陽花の傘」が空を彩る様子を楽しんでくださいね。
「紫陽花の傘」は受付で購入できるほか、紫陽花傘のフォトコンテストも行われています。フォトコンテスト用に傘の貸し出しも無料で行われているので、ぜひ参加してみてください。

柳谷観音 楊谷寺をもっと知りたい方はこちら▼

【周辺の立ち寄りスポット】
長岡天満宮

■■INFORMATION■■

柳谷観音 楊谷寺
場所:京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
電話:075-956-0017
時間:9:00〜17:00(16:30受付終了)
拝観料:通常期500円、ウィーク開催時1,000円(高校生以下無料)、上書院は別途1,000円

花浄土を彩る鮮やかなアジサイ

【福知山市】丹州華観音寺

見頃:6月7日(土)~7月6日(日)

丹州華観音寺あじさい

画像提供:丹州華観音寺

丹州華観音寺は奈良時代の720(養老4)年、この地を訪れた法道仙人によって開かれたお寺です。6月になるとあじさい参詣(もうで)が始まり、ハンブルグ、アナベル、カシワバアジサイ、ヤマアジサイなど約100種、1万株ものアジサイが境内を彩ります。その見事さから別名「あじさい寺」とも呼ばれており、毎年遠方からも多くの方が参拝します。

花手水

画像提供:丹州華観音寺

丹州華観音寺が「丹波あじさい寺」と呼ばれるいわれは古く、観音様の霊力で眼病が治ったことのお礼として、七変化する花・アジサイが数本植えられたのが始まりといわれています。その後、秘仏であるご本尊・十一面千手千眼観世音菩薩の33年ぶりのご開帳を記念し、「もっとたくさんのアジサイを観音様に見てもらい、喜んでもらおう」と、多くの種類を植樹されたのが「あじさい寺」と呼ばれるようになった所以(ゆえん)なのだとか。

丹州華観音寺あじさい

画像提供:丹州華観音寺

毎年6月~7月には白・青・紫・ピンクのアジサイが鮮やかに咲き乱れ、まさに花浄土と呼ぶにふさわしい佇まい。特に仁王門から続く参道や七観音巡りの小径はアジサイの道へと変わり、訪れた人の目と心を癒してくれます。

炎髪不動明王像の石像

画像提供:丹州華観音寺

本堂前には、お寺の文化財である日本最古の炎髪不動明王像(国指定重要文化財)の約4倍の大きさを誇る石像(高さ2.1メートル)が立っています。
また、丹州華観音寺は『奥京都国宝(重文)十箇寺巡り』のひとつにも数えられており、巡拝の際には御朱印をいただいた方に仏像ポストカードがプレゼントされますよ。アジサイとともに、古代文化が息づくこの地で、心癒されるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

【周辺の立ち寄りスポット】
私市円山古墳公園
足立音衛門 里山ファクトリー

■■INFORMATION■■

丹州華観音寺
場所:京都府福知山市観音寺1067
電話:0773-27-1618
時間:9:00〜16:30
拝観料(アジサイの開花時のみ有料 。2025年は6月7日(土)~7月6日(日)まで予定):一般500円、中高生300円、小学生以下無料

西日本最大級の道の駅でアジサイ散策を楽しむ

【京丹後市】丹後王国「食のみやこ」

見頃:6月上旬~下旬

丹後王国「食のみやこ」あじさい

画像提供:丹後王国「食のみやこ」

西日本最大級の道の駅として人気の丹後王国「食のみやこ」。甲子園球場約8個分の広大な敷地内には、レストランやショップだけでなく収穫体験農園やドッグラン、宿泊施設などのコンテンツが充実しており、子供から大人まで1日中楽しめるスポットです。

丹後王国「食のみやこ」あじさい

画像提供:丹後王国「食のみやこ」

こちらのあじさい園では、手毬型のセイヨウアジサイを中心に約200株が初夏を彩ります。その他、園内各所にも約100株のアジサイ植栽されており、あじさい園に続く花壇では季節の草花も観賞することができますよ。園内をゆっくり散策しながら楽しんでくださいね。

丹後王国「食のみやこ」について徹底解説した記事はこちら▼

【周辺の立ち寄りスポット】
琴引浜
琴引浜鳴き砂文化館

■■INFORMATION■■

丹後王国「食のみやこ」
場所:京丹後市弥栄町鳥取123
電話:0772-66-3081
時間:平日9:00~17:00/土日祝9:00〜21:00 (17:00以降はレストランのみ営業)
休み:火曜(園内全施設・店舗 休業)※休園日は季節により異なり、予告なく変更になる場合あり。最新のお知らせ要確認

アジサイと三重塔が織りなすフォトジェニックな光景

【木津川市】岩船寺(がんせんじ)

見頃:6月上旬~7月上旬

岩船寺あじさい

画像提供:岩船寺

岩船寺は奈良時代の729年に創建されたと伝わる古刹。秋の紅葉はもちろん、ウメ、ツバキ、サクラ、ツツジ、アジサイ、スイレン、サルスベリなど、四季折々の草花が見られることでも有名です。新緑に三重塔の朱色のコントラストが美しく映える中、色とりどりのアジサイがしっとりと咲き誇ります。

岩船寺あじさい

画像提供:岩船寺

こちらで見られるアジサイは種類も多く、セイヨウアジサイやガクアジサイ、カシワバアジサイなどが色とりどりの花を咲かせます。

岩船寺あじさい

画像提供:岩船寺

中でも、淡いブルーの装飾花(ガク)が八重咲になっているシチダンカ(写真左)は必見です!幕末に来日した医師で博物学者でもあったシーボルトが日本に来た際に発見し、『日本植物誌』で紹介したことで有名になりましたが、当時の日本人は誰も見たことがなかったようで、“幻のあじさい”と呼ばれていたのだとか。
また、アジサイの季節が到来すると、美しい花手水も登場します。

岩船寺あじさい

画像提供:岩船寺

そして、岩船寺はなんといっても三重塔とアジサイのコラボレーションが実にフォトジェニック!境内の至るとこでアジサイが見られるので、ぜひお気に入りの場所を探してみてくださいね。

【周辺の立ち寄りスポット】
当尾の里
浄瑠璃寺

■■INFORMATION■■

岩船寺
場所:京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
電話:0774-76-3390
時間:8:30~17:00(受付16:45まで)
拝観料:大人500円、中高生400円、小学生200円

夜のライトアップも必見!2万株のアジサイに彩られた絶景

【宇治市】三室戸寺

見頃:6月上旬〜7月上旬

三室戸寺あじさい

画像提供:三室戸寺

約1,200年前の奈良時代、光仁天皇の勅願により創建された三室戸寺。西国観音霊場10番札所としても知られており、毎年多くの参拝者が訪れます。5月31日(土)~7月6日(日)に開園される「あじさい園」では、2万株のアジサイが咲き、まるでアジサイの海が広がるような絶景を見ることができます。

三室戸寺あじさい

画像提供:三室戸寺

園内では丸いセイヨウアジサイや、可憐なガクアジサイ、“幻のアジサイ”とよばれるシチダンカなど、約50種に及ぶアジサイを見ることができますよ。
色彩豊かなアジサイが咲き乱れる光景は息を飲むほどの美しさ!

三室戸寺あじさい

画像提供:(右)三室戸寺

よく見ると、自然のいたずらが生み出した“ハートの形”のアジサイを見つけることができるかも!こんなに可愛いアジサイを見つけられたら、ちょっと幸せな気持ちになりますね。

三室戸寺あじさい

画像提供:三室戸寺

また、6月7日(土)~6月22日(日)の土・日曜日は、19時〜21時までライトアップも開催(最終受付20時30分)。昼とは違う幻想的なアジサイを楽しんでくださいね。

三室戸寺あじさい

画像提供:三室戸寺

さらに、ハート型のアジサイにちなんだ絵馬(500円)やアジサイのお守り、御朱印などの授与もありますよ。美しいアジサイを堪能した後は、ハート型のアジサイのご利益を授かりましょう。

花の寺・三室戸寺をご紹介▼

【周辺の立ち寄りスポット】
宇治市源氏物語ミュージアム
お茶と宇治のまち歴史公園 茶づな

■■INFORMATION■■

三室戸寺
場所:京都府宇治市莵道滋賀谷21
電話:0774-21-2067
時間: 8:30〜15:40(16:30までに下山)/あじさい園ライトアップ 19:00~21:00(20:30受付終了 ※6月7日(土)~6月22日(日)の土・日曜日)
拝観料:大人1,000円、小人500円

アジサイと風鈴の音色が響く風流な初夏

【綾部市】東光院

見頃:6月上旬〜7月上旬

東光院あじさい

画像提供:東光院

JR綾部駅から車で10分ほどの所にある東光院は、開山約1,350年の古刹です。山門へと続く川沿いの参道から敷地内に、およそ2,500株もの青や紫、ピンクや白などのアジサイが咲き、訪れる人を出迎えてくれます。

綾部あじさい風鈴祭り

画像提供:東光院

アジサイの開花に合わせて開催される「綾部あじさい風鈴祭り」(5月31日(土)~7月6日(日))も楽しみのひとつ。境内や本堂に飾られた1,000個もの涼やかな風鈴の音色を聞きながら、美しいアジサイを眺められるなんて、とっても風流。
また、数ある風鈴の中に1つだけ短冊がハートになっているものがあるそうなので、ぜひ探してみてくださいね。

かざぐるまと風鈴祭り

画像提供:東光院

7月19日(土)~8月31日(日)の期間は、約1,400個以上の風車を見ながら風鈴の音色が楽しめる「かざぐるまと風鈴祭り」が開催されます。(8月14〜16日は休み)
風鈴祭りの期間中は、風鈴の絵付けや錦鯉のエサやり体験、プチ写経(有料)ができますよ。オリジナルの風鈴を旅の思い出にするのもおすすめです。

東光院あじさい

画像提供:東光院

実は、東光院は坂本龍馬と妻・お龍さんの仲人である夢覚上人ゆかりの寺院。仁王門の隣には夢覚上人の石碑もあるので、ぜひ境内もお参りしてくださいね。

【周辺の立ち寄りスポット】
あやべグンゼスクエア

■■INFORMATION■■

東光院
場所:京都府綾部市上延町堂ノ奥7 
電話:0773-42-2432
時間:9:30〜16:30
拝観料:無料(風鈴会場300円)
綾部あじさい風鈴祭り(5月31日(土)~7月6日(日)9:30~16:30)は300円
かざぐるまと風鈴祭り(7月16日(土)~8月31日(日)9:30~16:30)は300円 ※8月14〜16日は休み

谷間を埋め尽くす紫陽花の海

【舞鶴市】舞鶴自然文化園

開園:6月10日(火)~6月30日(月)

舞鶴自然文化園あじさい

画像提供:舞鶴市

舞鶴自然文化園は、大浦半島の標高200メートル付近にある自然豊かな公園です。眼下には美しいリアス式海岸を望み、大自然を満喫するにはぴったりのスポットとなっています。こちらはアジサイと紅葉、ツバキの時期のみ開園するのでお見逃しなく!

舞鶴自然文化園あじさい

画像提供:舞鶴市

アジサイ園の広さはなんと約2ヘクタール。「紫陽花の海」とも呼ばれる谷合には、100品種、約10万本の青や白、紫のアジサイが咲き誇ります。

舞鶴自然文化園あじさい

画像提供:舞鶴市

谷には小径が作られ、散歩をしながら「紫陽花の海」の中を歩くことができるんですよ。たくさんのアジサイが目の前に広がっているなんて、夢を見ているような気分になりますね。

舞鶴自然文化園あじさい

画像提供:舞鶴市

また、園内には「紫陽花の海」を広範囲で観賞できるデッキもあります。アジサイに包まれているような光景はまさに絶景! ぜひ満開の時期に訪れてみてくださいね。

【周辺の立ち寄りスポット】
舞鶴引揚記念館

■■INFORMATION■■

舞鶴自然文化園
場所:京都府舞舞鶴市字多祢寺地内
電話:0773-68-0221(開園期間中:舞鶴自然文化園)、0773-66-1049(開園期間外:舞鶴市建設部土木課公園係)
時間:6月10日(火)~6月30日(月) 9:00~17:00(最終入園時間は16:00)
料金:大人500円、小中学生250円
※土・日曜日も開園します。

古社に咲き誇る約3,500株のアジサイ

【京都市】藤森神社

見頃:6月中旬

藤森神社あじさい

画像提供:藤森神社

平安遷都以前より祀られている藤森神社は、勝運・学問の神社としても知られる古社。こちらには南参道西側(第一紫陽花苑)と本殿北側(第二紫陽花苑)の2か所に紫陽花苑があり、西洋アジサイやガクアジサイ、アナベル、カシワバアジサイなど約3,500株のアジサイが見られます。
「藤勝苑(とうしょうえん)」と名付けられた第一紫陽花苑の園路はバリアフリー対策もされているので、アジサイを愛でながらゆったりと散策することができますよ。

藤森神社あじさい

画像提供:藤森神社

紫陽花苑の公開は5月31日(土)~6月30日(月)。また、6月15日(日)には紫陽花祭が斎行されるほか、期間中の土日には雅楽・舞楽、蹴鞠、藤森太鼓などの奉納行事も行われます。

藤森神社の藤森雅楽会についてはこちらもチェック↓

花手水

画像提供:藤森神社

手水舎もアジサイが活けられて綺麗な花手水に。あじさい祭期間中は、アジサイの御朱印(500円)が授与されますよ。なくなり次第終了となるので、お早めに~。

【周辺の立ち寄りスポット】
京都市青少年科学センター
京都昭和レトロいっぽう堂
菓寮 伊藤軒

■■INFORMATION■■

藤森神社
場所:京都市伏見区深草鳥居崎町609
電話:075-641-1045
時間:9:00〜17:00
拝観料:無料 ※紫陽花苑公開時は、入苑初穂料 500円

プチハイキングとともに楽しむアジサイ群

【笠置町】京都府立笠置山自然公園

見頃: 6月中旬

京都府立笠置山自然公園あじさい

画像提供:笠置町

笠置寺から柳生方面へ東海自然歩道を歩いたところに現れるあじさい群。ここに咲くアジサイたちは、地元住民の方が長い年月をかけて育ててきたのだそう。丁寧に育てられたアジサイは、杉がそびえたつ山道に彩りを添える存在になっています。

京都府立笠置山自然公園あじさい

画像提供:笠置町

中にはハート型のアジサイも!プチハイキングとともに探してみてくださいね。

【周辺の立ち寄りスポット】
笠置寺

■■INFORMATION■■

京都府立笠置山自然公園
場所:相楽郡笠置町笠置
電話:0743-95-2327 (笠置町役場 希望のまち推進課)

爽やかな“三千院ブルー”に魅了される

【京都市】三千院

見頃:6月中旬~7月上旬

三千院あじさい

画像提供:三千院

京都市左京区大原にある三千院は、最澄によって開かれた天台宗の寺院です。聚碧園(しゅうへきえん)と有清園(ゆうせいえん)の二つの美しい庭園をもち、四季を通じて多くの観光客が訪れます。
隠れた花の名所としても親しまれており、桜に始まり石楠花(しゃくなげ)、アジサイ、秋海棠(しゅうかいどう)と、秋頃までさまざまな花々が楽しめるのが魅力。

三千院あじさい

画像提供:三千院

境内のあじさい苑には、ホシアジサイやヤマアジサイ、ガクアジサイなど約1,000株のアジサイが咲き誇ります。苑内の周遊路は整備されているので、のんびりと歩きながら観賞することができますよ。
また、弁天池などの水面に浮かぶアジサイもお見逃しなく! 涼やかで幻想的な光景はこの季節ならではの美しさです。

三千院ブルーと呼ばれるあじさい

画像提供:三千院

こちらのアジサイは白や紫、ピンクなど色とりどりの花を咲かせますが、特に青の花が多いことから“三千院ブルー”と呼ばれることも。
また 6月7日(土)~7月6日(日)には「あじさい祭り」が開催されます。期間中は「墨蹟チャリティー展」を開催し、高僧や著名人の染筆や絵画を展示します。美しい聚碧園・有清園とあわせて訪れてみてくださいね。

【周辺の立ち寄りスポット】
大原
辻しば漬本舗

■■INFORMATION■■

三千院
場所:京都市左京区大原来迎院町540
電話:075-744-2531
時間:9:00~17:00(11月は8:45~16:45、12~2月は9:00~16:30)
拝観料:一般700円、中学生・高校生 400円、小学生150円

アジサイ越しに見る京都市街の大パノラマ

【京都市】善峯寺

見頃:6月中旬~7月初旬

善峯寺あじさい

画像提供:善峯寺

平安時代中期、源算上人によって創建された善峯寺は、約3万坪の広大な境内で四季折々の花木を楽しむことができる古刹。なかでも約3,000坪の広さを誇る白山桜あじさい苑では、セイヨウアジサイ、ガクアジサイ、ヤマアジサイなど約8,000株のアジサイが苑内一帯に咲き誇り、初夏の風景を華やかに彩ります。

善峯寺あじさい

画像提供:善峯寺

あじさい苑の敷地内には白山社があり、白山明神が祀られています。こちらは源算上人が写経用紙を苦心して作る中、白山明神がこの地に現れて手本となる法華経経巻と浄水(白山名水)を授け、翌日に五色の雪が降ったと伝えられています。

善峯寺あじさい

画像提供:善峯寺

善峯寺は山の中腹にあるためアジサイとともに京都市街を一望することができますよ。また、あじさい苑を下りて、下から眺める景色もおすすめです。ぜひ、さまざまな角度からあじさい苑を堪能してみてくださいね。

【周辺の立ち寄りスポット】
光明寺
ロビンガーデン
大原野神社

■■INFORMATION■■

善峯寺
場所:京都市西京区大原野小塩町1372
電話:075-331-0020
時間:8:00(平日8:30)〜17:00(受付は〜16:45)
入山料:大人500円、高校生300円、小中学生200円

明智光秀ゆかりの地で愛でるアジサイ

【亀岡市】ききょうの里

開園:6月21日(土)~7月21日(月)

ききょうの里あじさい

画像提供:一社亀岡市観光協会

ききょうの里はJR亀岡駅からバスで約30分の場所にある、明智光秀ゆかりのお寺・谷性寺の門前にあります。名前の通り、光秀の家紋にも使われているキキョウがたくさん見られることで有名ですが、実はキキョウに先駆けて見頃を迎えるアジサイも楽しむことができるんです。

ききょうの里

画像提供:一社亀岡市観光協会

園内には、青や紫などカラフルなアジサイが咲きこぼれるほか、ルドベキアや半夏生も近くに植栽されているので、花々の美しいコラボレーションを見ることができますよ。また、リードをつければペットの同伴もOKなので、アジサイを見ながらワンちゃんとのお散歩にもおすすめです。

【周辺の立ち寄りスポット】
穴太寺
道の駅ガレリアかめおか

■■INFORMATION■■

ききょうの里
場所:亀岡市宮前町猪倉 谷性寺門前
電話:0771-26-3753(現地番号、開園期間のみ)、0771-22-0691(JR亀岡駅観光案内所)
時間:6月21日(土)~7月21日(月)・ 9:00~16:00(15:30受付終了)
料金:600円(中学生以上)

見逃した人もまだ間に合う!高原に咲く遅咲きのアジサイ

【京丹後市】京丹後森林公園スイス村

見頃:6月下旬〜7月上旬

京丹後森林公園スイス村あじさい

画像提供:京丹後森林公園スイス村

京丹後森林公園スイス村は標高約683メートルの太鼓山付近にある、ホテルや山の家、キャンプ場、バンガローなどの宿泊施設を完備する総合レクリエーション施設。敷地内には豊かな自然が広がり、さまざま山野草を観賞できるのが特徴です。特に雨の翌日は露がきらめき、素晴らしい景色を見ることができます。

京丹後森林公園スイス村あじさい

画像提供:京丹後森林公園スイス村

ここでは、ヤマアジサイやガクアジサイなど約2万株のアジサイが、公園内の林道沿いに咲き揃います。標高が高い場所で咲くため、アジサイの見頃は平地よりも遅めの6月下旬~7月上旬。「今年はアジサイを見逃したなぁ」という方にもおすすめのスポット。

おもしろ自転車

画像提供:京丹後森林公園スイス村

さらに、キャンプ場やBBQのほか、珍しい形の自転車が乗れる「おもしろ自転車」、テニスコート(要予約)などの利用もできるので、アジサイと一緒に1日楽しむことができます。家族や友達同士で遊びながら、自然を満喫してくださいね。

【周辺の立ち寄りスポット】
碇(いかり)高原

■■INFORMATION■■

京丹後森林公園スイス村
場所:京丹後市弥栄町野中2562
電話:0772-66-0036
時間:8:30~17:00
休み:木曜(イベント時は開園あり)

番外編・涼やかなアジサイ風鈴に癒される

【宇治田原町】正寿院(風鈴寺)

風鈴まつり:6月1日(土)~9月30日(月)

風鈴まつり

画像提供:正寿院

ハート型の猪目窓と、花と日本の風景をテーマに描かれた160枚の花天井が有名な正寿院。毎年夏に行われる「風鈴まつり」は人気があり、たくさんの人が訪れます。今年の開催は6月1日(日)~9月30日(火)。約2,000個の風鈴が本堂前で揺れる姿は圧巻ですよ。しかも、よく見ると風鈴の中に花が入っているんです!

風鈴の中のあじさい

画像提供:正寿院

透明なガラスの中に納まるアジサイのなんと可愛らしいこと。頭上で揺れるアジサイと風鈴の音色に癒されてくださいね。あじさい風鈴が飾られるのは6月~7月初旬。入れ替わりでひまわりやコスモスもあるのでお楽しみに♪
また、11月30日(日)までは「秘仏十一面観世音修復記念特別開扉」が行われています。通常50年に1度だけご開扉される御本尊の秘仏十一面観世音ですが、今年は修復にあたり特別開扉されます。貴重なお姿を拝見できる機会をお見逃しなく。

正寿院を徹底解剖した記事はこちら▼

【周辺の立ち寄りスポット】
徳川家康の伊賀越えの道
永谷宗円生家

■■INFORMATION■■

正寿院(風鈴寺)
場所:京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
電話:0774-88-3601
時間:9:00~16:30(12月〜3月の冬季は10:00〜16:00)
拝観料:600円・菓子付(風鈴まつり期間中は800円・菓子付 秘仏十一面観世音修復記念特別開扉は1,000円・特別御札と菓子付 ※特別御札は限定数)/駐車場協力金1台300円
休み: 8月17日

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